何度も取り上げるのですが、ユーロドルが安値を切ってきました。読者の皆様の中にはユーロ円は大して下がってはいないのではないか?と思う方も多数いると思いますが、私の個人的な見解ではこれからだと思います。前回くらいに一番、これから動くのはユーロ円と書いたにも関わらず...
角野 實のコラム
最近は購買力平価(PPP)の分析が流行っている
最近、電話口やブログ等で「購買力平価」と口にするトレーダー等が多いようです。そもそもこの「購買力平価」ということを知らない方のほうが多いのではないかと思いますので、簡単な解説をしてまいりたいと思います。実は私が普段、解説している基準値も購買力平価金融マーケット...
ドルの強弱と基準値からマーケットを考える
去年からアメリカ、「FRB議長」の「イエレン氏」が懸念をしているのはドルが強すぎることになります。ですから、2013年ごろからドルが不当に弱くマーケットが評価をしています。みなさんが、お忘れになっていると思うのは、今、マーケットがドルを不当に弱く、安く評価さし...
ここからのポンドはバーゲンセールなのか?
基準値の出し方をもう一度おさらいするとドル円相場であるならば、「アメリカGDP総額÷日本GDP総額=円」になります。ここで、重要になるのはこの解の単位がドルになるか、円になるかが重要なことであって、ドル円が円ドル相場になると計算式は「日本GDP総額÷アメリカG...
年後半の”円安論”を放棄する可能性について
この夏から、年後半には「110-115円程度の円安になる」可能性があると散々書いてきましたが、やはり、正念場の補正予算成立後に反転して売られたということに非常に不信感を抱きます。そして6月から月足の下ヒゲが4本も出ているのにも関わらず「戻りがあまりにも鈍い」と...
これから世界中の投機資金がユーロにまわる?
今年は欧州が一番の問題になるであろうということは、春から散々に渡って申し上げてきました。その理由は基準値が今年は0.902程度であって、この基準値に合わせるためには相当な悪材料が出ないといけないからであろうと予想をしていました。案の定、イタリー銀行の資本不足、...
原油価格高騰はこのまま続くことになるか?
本日、ロシアのプーチン大統領が訪問先のトルコにて「OPECと協力をして原油の生産調整をする」と発言をしてNY原油市場の先物価格は直近の高値を維持しました。これを受けて、為替市場や株式市場は高値を維持しました。今回はこの件に関しての解説をしていきたいと思います。...
「大引け新値三段引け値足」の分析方法を解説
きのうの記事では、移動平均から算出する目標値の出し方をご紹介しました。⇒ 30年間の円高期間をブレイクしてハイパー円安になる可能性しかし、それだけでは、ま、ほとんどの人が取れないというのは長年の経験からわかっています。なぜなら、小学校のとき、みなさんは「速さ×...
ハイパー円安になる可能性について考える
上記の月間足のチャートをご覧いただきたいと思います。私は、9月から6.7.8月と「移動平均60」を月間足で支えた、しかもご丁寧に下ヒゲまでつけているので「9月は円安にいくであろう」と、予想をしましたが、また月末に円高に振れました。また、9月の引け値は104円台...
OPECの非公式減産についての考察
私は以前から申し上げるように、外国為替の専門家というよりもむしろ原油の専門家なのです。2014年に原油価格が大幅な下落をしたときに、報道はやいのはやいのと「OPEC」が減産するべきだ、と騒いでいたのを冷めた目でみていたものです。結果は待てど、暮らせど、本欄にも...