FXの取引をする個人投資家にとっては9月12日からの一週間は21日の2つのビッグイベントを控えて市場が膠着状態にあり、上げたり下げたりの繰り返しであったといった印象が強く残ったものと思われます。しかし世界的に見ますと金融市場には一定以上の異変が訪れているようで...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
日銀政策決定会合前と異なる市場の静かな動き
いよいよ週明け、水曜日が「日銀の政策決定会合」となりますから、実質的に火曜日と水曜日しか相場には時間がないのですが、どうも今回の「日銀の政策決定会合」を前にしては、海外の投機筋もこれまでのように買上げては結果を見て売り浴びせるという、今年何度も行われたような仕...
市場はテーパータントラム開始寸前の状況か?
FXの取引をしておりますと、金融市場はとにかく21日の日米の金融政策決定会合の結果に異常に注目しては思惑や憶測報道から相場を上下させているように見えますが、先週の金曜日9月9日あたりからいよいよ米国でも本格的に株価が下がり始め、ちょっとその様子が変わってきたこ...
日銀の緩和観測報道によるだましのドル円上昇
「FOMC」の利上げを巡ってひとしきり上げたり下げたりを繰り返したドル円ですが、ブラックアウト期間に入ってみると、やはり事前の予想通りに今度は「日銀の政策決定会合」の内容をめぐって憶測報道に振らされる世界が続くようになってきています。とくに困ったものなのは、日...
東京タイムで株とFXが連動しなくなった理由
為替市場は米国が9月に利上げするかどうかの手がかりを掴むため、「FRB」の要人発言にいちいち相場が上下に振らされる、非常に判りにくい展開が続いています。これまで東京タイムでは株価が戻れば一応ドル円もそれについて戻していくといった、正相関の関係を維持してきたもの...
ブレイナード発言からは9月利上げなし
Fedが市場対話を実際どのようにコントロールして、各地区連銀総裁や「FRB理事」に「FOMC」前の発言をさせているのかはよくわかりませんが、ブラックアウト前ぎりぎりに登場した「ブレイナード理事」は、口火をきったどころから、まったくの利上げ慎重派で「インフレ率も...
この秋FXのテーマはドル円からユーロドルへ
2016年も早いもので残すところ四半期と半月程度となってきました。今年はユーロ圏では「イギリスのEU離脱騒動」が前半にあったことからユーロは買いにくい通貨をずっと継続させてきており、「ECB」の追加緩和も「ドラギ総裁」がこれにて打ち止めといった余分な発言をして...
ヒラリークリントン重病説でドルはどうなる?
今年10月で69歳とい割には、選挙スタッフの戦略で、妙に若々しく振舞って、口を大きく開きながら笑顔を浮かべる姿がなんともわざとらしい「ヒラリークリントン女史」ですが、週末に突然健康問題のニュースがメディアを駆け巡ることとなりした。9月11日の同時多発テロ式典中...
利上げを織り込みはじめたアメリカ株式市場
やっと夏が終わっても、為替市場のほうは米国の利上げ時期に関する観測でドルが上下する、なかなか厳しい展開が続いています。米国の株式市場はこれまでほとんど利上げを織り込むこともなく経過してきたものの、いよいよ21日が近くなり「FRB」関係者がブラックアウト前のかけ...
不思議な上下を繰り返す戸惑いのドル円相場
9月に入ってからまだ何日も経っていないにも関わらず、ドル円相場は酷く上下を繰り返し、週末にはまた103円台まで戻すという、なかなか個人投資家にとってはわかりにくい動きを継続させています。正直なところ、9月2日にたいしてよくもない米国の「雇用統計」で一旦売られた...