週の前半にはアメリカの経済指標発表があまりなく、ドル円も動意が薄い状況になります。ただ、きのうは実際に、アメリカの投資家動向指数や短期債を中心としたアメリカ国債の入札などが行われており、決して、こういった経済指標が発表されないわけではありません。...
角野 實のコラム
アメリカの本当の景気を「景気指標」から考える
日本の景気がいいのか、悪いのか、といえば、そのお答えはみなさんの胸の内にあると思います。はっきりいえば、アメリカが1990年代から5-6倍の成長を遂げている、中国に至っては10倍以上の成長を遂げているのに日本は横ばいです。この30年近い景気低迷なんて、そうそう...
雇用統計は予想通りの結果@10年物米国債の週足について
雇用統計は、新規雇用者数はコンセンサスが32.5万人だったものの、結果は26.1万人になります。9月の新規雇用は-3.3万人から1.8万人に修正をされたのも予想通りの結果となりました。注目の賃金は、月間変化はコンセンサスが0.2であったものが、0。年間はコンセ...
7-9月期 四半期非農業部門労働生産性についての解説
きのう発表された労働生産性の速報値は、3.0パーセントと前期1.5パーセントから上伸をしました。今回はこの聞きなれない「労働生産性」ということについてお話をしていきます。そのほか、イギリスの利上げや本日の雇用統計などのことを少し。非農業部門労働生産性平均賃金と...
アメリカ新車販売台数とFRB次期議長の決定
日本では神戸製鋼の品質管理問題が話題になっていますが、経産省はのうのうと神戸製鋼問題の景況感を無視した景況感を発表しています。何度もお話しをするように自動車産業というのは非常にすそ野の広い産業であり、GDPに対して3パーセントの占有率を誇っています。つまり車の...
ユーロの経済成長率速報値発表の結果と今後の相場
ユーロの7-9月期の成長率速報値が発表され、年率換算で2.5パーセント、前期比で0.6パーセントになります。前期はこの数字が0.6パーセントと発表されていましたが、今回はこの数字が訂正をされて0.7パーセントになりました。この数字を受けて、「アメリカ3.0>ユ...
日経平均は初押し@初押しは目をつぶって買い?
「初押しは、目をつぶって買いなさい」というのは昔からの格言になります。9月からの日経平均の実質上の押し目になると思いますが、アホな専門家はまだまだ高いといって買いなさい、買いなさいと買いを推奨しているわけです。私からみると、実質上のバブル状態で、バブルに入って...
ようやくテクニカル的には@4時間足の移動平均線が横向き
ようやく、いつもしめしているドル円4時間足の単純移動平均がやっと横を向きました。以前からお話をしているように、ドル円4時間足の単純移動平均30の動きは大きな流れを示しており、以下のチャートのようになります。<ドル円4時間足単純移動平均30>10/20の衆議院選...
なぜ日本の大手製造業に不祥事が頻発するのか?
本当はアメリカGDPに関して書きたいのですが、後日に譲るとして日本企業、主に製造業に不祥事が多発をしています。報道では製造業といいますが、それは間違いで、商工中金やモリカケ問題でもわかるように製造業には限りません。今回はその原因と、それに対して投資家に共通する...
ユーロ引き締めはどう考えるべきなのか?
きのうは20:45の政策金利発表でユーロが一気に売られ、そして会見で金融引き締めを発表しました。それは即ち「ばらまくお金の量を減らす」という、テーパリングで来年1月からそのばらまくお金を半減させて、そのばらまきを9月まで延長をするということになります。要するに...