FXのみならず、株式市場を含めて日本人投資家の多くが利用するチャートといえば、なんといっても一目均衡表です。もともと株式のために人海戦術で作られたこのチャートには二次元であるにもかかわらず時間軸が入ってきており、その内容を完全に理解するのは至難の技であるとも言...
FXコラム
投資資金が市場から一斉非難する現状認識
FXの取引をする個人投資家にとっては9月12日からの一週間は21日の2つのビッグイベントを控えて市場が膠着状態にあり、上げたり下げたりの繰り返しであったといった印象が強く残ったものと思われます。しかし世界的に見ますと金融市場には一定以上の異変が訪れているようで...
日銀政策決定会合前と異なる市場の静かな動き
いよいよ週明け、水曜日が「日銀の政策決定会合」となりますから、実質的に火曜日と水曜日しか相場には時間がないのですが、どうも今回の「日銀の政策決定会合」を前にしては、海外の投機筋もこれまでのように買上げては結果を見て売り浴びせるという、今年何度も行われたような仕...
アメリカの各種指標悪化@この影響は?
きのうのアメリカの各種指標は、まだイギリス離脱の影響が出ているのか、と思うような内容であった。一番、驚いたのは「卸売物価の下落」に個人的にはなります。また各連銀の指標に関しては各地区の連銀総裁のコメント通りの指標が出たな、と感じる次第です。物価が上がらないアメ...
市場はテーパータントラム開始寸前の状況か?
FXの取引をしておりますと、金融市場はとにかく21日の日米の金融政策決定会合の結果に異常に注目しては思惑や憶測報道から相場を上下させているように見えますが、先週の金曜日9月9日あたりからいよいよ米国でも本格的に株価が下がり始め、ちょっとその様子が変わってきたこ...
テクニカルとファンダメンタルズの適合性
さて、前回、NYダウはおそらく今後も安いであろうということをふれました。急落して、急騰した、そして今も下落中ということになります。この最初の急落に関してはアメリカの利上げ云々は無理筋な話です。⇒ 急騰のあとに急落あり!9/13に相場が急騰した理由もし、本当にア...
日銀の緩和観測報道によるだましのドル円上昇
「FOMC」の利上げを巡ってひとしきり上げたり下げたりを繰り返したドル円ですが、ブラックアウト期間に入ってみると、やはり事前の予想通りに今度は「日銀の政策決定会合」の内容をめぐって憶測報道に振らされる世界が続くようになってきています。とくに困ったものなのは、日...
急騰のあとに急落あり!相場が急騰した理由
タイトルの格言は古くから株式市場にある言葉になるのですが、今回はそれを地でいった相場になりました。下記はNYダウ平均の先物日足チャートになります。残念ながら、私のものぐさな性格が災いをして翌営業日の足が入ってしまっているのですけど、前営業日の足の線組、つまり大...
東京タイムで株とFXが連動しなくなった理由
為替市場は米国が9月に利上げするかどうかの手がかりを掴むため、「FRB」の要人発言にいちいち相場が上下に振らされる、非常に判りにくい展開が続いています。これまで東京タイムでは株価が戻れば一応ドル円もそれについて戻していくといった、正相関の関係を維持してきたもの...
ブレイナード発言からは9月利上げなし
Fedが市場対話を実際どのようにコントロールして、各地区連銀総裁や「FRB理事」に「FOMC」前の発言をさせているのかはよくわかりませんが、ブラックアウト前ぎりぎりに登場した「ブレイナード理事」は、口火をきったどころから、まったくの利上げ慎重派で「インフレ率も...