8月に入って110円割れまで試したドル円ですが、どうもショートがたまり過ぎると応分のショートカバーも現れる始末で、上値は重いものの下値も堅いという非常にやりにくい展開が継続中です。一方ユーロはかなり元気な状況でユーロドルはとうとう1.19に届き、ユーロ円もまた...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
7のつく年、相場大幅下落の秘密とは
8月相場には実に様々なアノマリーが存在します。その中でも必ずしも8月と限ったわけではないのですが、7のつく年は8月以降の株式相場に大きな変化が訪れるというなんともよろしくないアノマリーが存在します。このタイトルだけみますとまるで7のつく年に誰かの仕業のようにな...
月末需給も加担して吹上げたユーロドル
7月最後の日となる31日、ユーロドルはLondon Fixに向けて月末需給の助けもあり一気に1.18を上抜ける動きを加速させることとなっています。一方ドル円は月足でわずかながらも20ヶ月移動平均線を下回って取引を終了しており、明確に流れが変わる状況となってしま...
冷凍牛肉のセーフガードで米国怒り心頭!
日本政府は冷凍牛肉の輸入量が超過したことを受けて、セーフガード(緊急輸入制限)を発動すると発表しています。しかし、オーストラリアとはEPAが締結されていることからもっぱらしわ寄せが行くのは米国ということで、このままトランプ配下の政権内保護主義者がはいそうですか...
8月相場の特徴は儲けてない人同士の叩き合い
今週から8月相場に突入することになりますが、すでにかなり市場参加者は限定的になりはじめています。昔のことわざならば「閑散に売りなし」といって市場参加者が少ないときには売物もでにくく、相場はあまり動かずに膠着しながら時間だけ潰すことが多いはずなのですが、多くの人...
北朝鮮ミサイルは米国GDPよりインパクト大
28日日本時間の夜9時半に発表となった米国の4-6月(第2四半期)GDP速報値は、個人消費支出や企業の機器投資の回復が寄与し、前四半期よりも伸びがよかったものの市場予測よりも悪かったことからドル売り先行の動きとなりました。しかしそれより大きなインパクトとなった...
減税はもう無理?トランプ政権無策でドル安に
つい最近わざと何もしないのか?というコラムを書いたばかりのトランプ政権ですが、故意というよりも本当に何も政策を履行出来ない気配が濃厚になりつつあります。⇒ 何もしない、できないトランプ政策はわざと?来期から国内で減税をスタートするためには、少なくともオバマケア...
FOMC声明発表でドル円はドル安に逆戻り
27日に発表された「FOMC」声明で「インフレ」見通しの文言がまさかの修正となったことから、市場は年内利上げが後退したと判断し、ドルはあらゆる通貨で下落する動きが明確になってしまいました。せっかくショートの調整がでて112円を超えるところまで戻ったドル円ですが...
マージンデットを抱えるNYSEの危うさ
Margin Dept(マージンデット)という言葉をご存知でしょうか?日本語でいいますと証拠金債務というのですが、用はレバレッジをかけて取引をしている額の総計のことをいい、NYSE(ニューヨーク証券取引所)が定期的に公表している株式のマージンデットのことを言い...
7月FOMC慎重な文言でドル円は一段の売り
25日のNY市場ではドル円が大きく「ショートカバー」する動きとなり突っ込んで売った向きがほとんど切らされる相場が続き26日の東京タイムではすでに112円台に回復してきています。しかしここから上には未曾有ともいえるほどドル円のロングが待ち構えていますので、そこそ...