ここへきてあれよあれよという間に原油価格が上昇しはじめています。理由はかなり明白で、サウジを代表とするOPECと、ロシアを代表とするOPEC非加盟国は、昨年11月に日量170万バレルの協調減産で合意し、現在はこれを来年3月まで延長していますが、この先もさらに継...
今市太郎のコラム
FXレポートプレゼントの詳細はこちら
今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
結局FX市場は日欧の中銀政策変更を注視している
今週のFX市場はかなり大きな動きとなりました。年明け早々は投機筋の買い上げなどの動きが顕在化し、株がバブル状態だったのに比べて為替は今一つ何を材料にして動こうとしているのかよくわからない部分もありました。しかし、やはり日欧の中央銀行の政策変更がいつどのような形...
複合的要因で結局円高のドル円
ドル円は今週に入り、大した材料もないのに市場の思惑だけで大きく円高へとシフトすることになり、すでに高値から2円以上も円高が進む形になってしまっています。年初の1月は初動の方向からいきなり反転して逆の方向に動くことが多くなるのがこれまでもアノマリーとして確認され...
ドル円の先行きはやはり日銀次第
113円台をうろついていたドル円は仲値のあとの10時10分過ぎあたりから急激に値を下げる展開となりました。迂闊にも日銀の金融調節があることなどまったく覚えていなかったので何がおきたのかを思いきや、超長期ゾーンの国債買い入れオペを減額したことがその原因でることが...
投機筋は今年早めの利益確保を狙っている模様
年明けから日米の株式市場がえらく勢いづいていますが、市場では楽観論が渦巻いていることが大きな理由になっているものの、どうも今年は後半がどうなるかよくわからないので早めに利益を確保して一足先に相場から抜けたいと思っているファンド勢が多く存在することもこうしたスタ...
逆イールドも夢じゃない?米国債券金利の不思議
年明け米国の株式市場はますます上昇を進める気配となっており、債券金利の上昇など誰も気にしない相場状況が継続中です。株価の状況とは裏腹に米国の債券金利の長短スプレッドはいよいよ50ベーシスポイントの差しかなくなってきており、これは完全に2008年のリーマンショッ...
就任一年目の暴露本でトランプどうする?
トランプ政権といえばとにかく歴代内閣とは異なる異例づくめですが、まで政権誕生から1年たっていないのにも関わらずこの1月5日にトランプ政権の内幕を描いたジャーナリスト・マイケルウルフ氏の暴露本が登場することとなり市場は騒然としはじめています。本の中身にはトランプ...
相場好調起の今こそあえて暴落相場のメカニズムを考える
2018年1月、株式市場は日米ともに好スタートを切っており、日経平均が2万3000円台を回復して新高値を付けたのに続いて、NYダウも史上初の2万5000ドル台を付けて引けています。この数日だけみますと今年相場はさらに続伸していきそうに見えますが、昨年全く調整ら...
国内100万人のビットコイン市場参入者はFXから移行?
国内のメディア報道では、昨年末段階においてすでにビットコイン市場に参入している本邦個人投資家の数が100万人を超えているという情報が流れ始めています。これは500万口座を超えている国内FX市場の参加者に比べるとまだまだ少ないようにも見えますが、実は国内FX市場...
ご祝儀相場がなくなった日本の株式市場
昭和のころまでは年末、年始というのは国内株式市場はどんなに地合いが悪くても一応ご祝儀相場というものが展開され、最終日と初日位はそれなりの値が付くことが多かったわけですが、バブルの崩壊が始まった90年以降はいきなり年初から相場が下落するという波乱の展開も多くなっ...