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ドル円の先行きはやはり日銀次第

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113円台をうろついていたドル円は仲値のあとの10時10分過ぎあたりから急激に値を下げる展開となりました。
迂闊にも日銀の金融調節があることなどまったく覚えていなかったので何がおきたのかを思いきや、超長期ゾーンの国債買い入れオペを減額したことがその原因でることがほどなくしてわかりました。
この結果残存10年超25年以下のゾーンでは約1年ぶりの減額となり、オペ通知を受けて超長期債利回りが上昇し、当然のことながらドル円は円買いが入り下落することとなったわけです。 
1時間足のチャートで見てもかなり勢いよく下落しましたので最初は一体何がおきたのかと思いましたが時間的に日銀の金融調節であることがすぐにわかりました。

アナウンスなしの事実上の隠れテーパリング?

日銀は9日午前10時10分の金融調節で、残存10年超25年以下の国債買い入れ額を前回から100億円減額の1900億円と通知しています。

このゾーンの減額は2016年12月28日以来であり、残存25年超を前回から100億円減額の800億円と、昨年11月24日以来の減額を実施したことになります。
どうして減らしたのか等に関する説明はありませんが、金額が減ったことに様々な思惑が飛び交いはじめています。実際のところ超長期の金利は日銀がなにもしなくても勝手に金利低下が進んだことから積極的に買いオペする必要もないということで減額しているのでしょうが、一方でこのまま国債を買い続けたくないという潜在意識が働いている可能性も十分に考えられるところです。
ここのところのゴルディロックス相場は日銀にとっても非常に心地よいはずで、為替も上昇しない状態で株価もなにもしなくても高値を維持しており、金利も安定となれば何も積極的に手段を講じないのもよくわかります。
しかし、ここからECBが出口に出て、米国利上げを継続する中にあって日本の日銀だけが金融緩和政策をいつまでも続けるのかについては世界的に市場の関心を集めているだけに、今後も少しでも政策に変化がみられることになると、相場は過剰に反応することが予想されます。

債券よりも株のETF買いの終了が先か?

個人的な予想からしますと、債券の買い入れに関してはいろいろな理由を持ち出して明確に買い入れ減額は公表せずになんとなく調整していくつもりなのではないかと思いますが、このまま買い続けられないものはむしろ日経平均のETF買いのはずでETF買い中止といったアナウンスがあれば、株式市場は大きく下落するだけにドル円が巻き込まれる可能性が十分に考えられる状況といえます。

市場ではあまり意識されていませんが、米国が利上げやFRBによる資産縮小に動いても株価が下がらなかったのは日欧の金融当局の継続的な緩和措置が資金的な支えになってきたことは間違いありません。
ここから日欧ともに出口に向かうことになれば、足元の過剰流動性が崩壊する可能性は十分にあり、米債の金利が上がり始れば株価もどこかで一気に大きく崩れだすという負の連鎖の動きがみられるリスクもあることはあらかじめ認識しておかなくてはなりません。
足元の相場はあまりにも楽観的で何も起こらないかのようなかなりのんびりした雰囲気が漂っていますが、市場には突然変化が訪れることになるのが世の常であり、それが日欧の中央銀行に起因する可能性はかなり高そうです。
相場は微妙にそうした状況を感じ取っているからこそ昨日のようにかなりビビッドに反応しているわけで、個人投資家も常に意識しておくことが重要になりそうです。
結局ドル円は債券金利にもっとも反応するものなので、あるということをあらためて認識させられる1日となった次第で、NYタイム以降もとうとう113円台を回復することなく本日も112円台中盤で推移しています。ただし下値も意外に堅く、112円をすんなり割れるほどの材料もないことから、狭い範囲でのレンジ相場が続きそうな状況です。
(この記事を書いた人:今市太郎
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