大雪の影響で開催が危ぶまれていた米国の1月「FOMC」ですが、予定通り実施され大方の予想どおり利上げはなく、声明文にも世界経済を注視する姿勢を示したものとなりました。しかしその一方で米国経済については前向きな姿勢を維持しており、依然3月以降の利上げの可能性を色...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
元FOMCメンバーからも批判が飛び出した
週明け、年初から継続した激しい世界的な株と為替の売り相場から一旦は回復が見られ、為替市場は、いよいよ今週「ECB」に次いで日米の「中央銀行」の政策決定が大きな注目ポイントになってきています。今回の「FOMC」では大きな動きは出ないものの、いよいよ問題は3月の「...
ドル円の戻りレベルをテクニカルで予測
年が明けてからテクニカルチャートの底値がどうも信用できない状況が続きましたが、21日移動平均をベースとした日足のボリンジャーバンドでなんとか-1σの中にしっかり納まって終了したドル円は、やっとまともな戻りを試すことができるようになってきております。29日の日銀...
春節(旧正月)休み入りする中国市場
ECBの追加緩和示唆を皮切りに日銀の追加緩和を期待する市場は大幅な戻りを試す相場の動きとなってきていますが、リスクの本家本元である中国は旧正月の休みを控えた時期にさしかかってきており、政府の動きにも注意が必要になってきています。休みに限って突如政策を発表するの...
1月最終週はまたも中央銀行依存のFX相場
1月22日の海外市場は、東京市場を受けてのNY市場における株価の大幅な反発から、リスク回避の巻き戻しが継続して終了するとことなりました。NY原油先物が31ドル台まで反発、NYダウが一時250ドルの上昇、日経平均先物も17200円台を回復したことで、円やドルの巻...
財政資金調達を企てるサウジアラビア
22日の東京市場は「ECB」の追加緩和措置をみた市場参加者による日銀への追加緩和期待も高まり、「日経平均株価」で大幅な戻しがありました。下げを継続してきた相場はさすがに一息ついたところです。「WTI原油先物」もこうした流れを受けて、久々に31ドルまで回復し、原...
3月追加緩和を示唆したドラギ総裁の発言
21日開催された「ECB理事会」を受けた記者会見の席上、「ドラギ総裁」は金融市場の混乱や中国など新興国の経済減速懸念を背景に、3月に「金融政策」スタンスを見直す考えを示しました。その結果ユーロは対ドルで売られ、2週間ぶりに1.08ドルの水準を割り込むこととなり...
一旦115円台まで突っ込んだドル円相場
20日東京時間から116円台へと下落を始めたドル円はロンドンタイムにかなりの売り資金を投入することで116円台を一瞬ながら割る事となりました。しかし116円割れから大きく走ることはなく、政府筋当局者の発言で大きく買い戻しがでるなど、115円台がかなり攻めにくい...
ドル円戻り売りの投機筋と買いの個人投資家
19日ロンドンタイムのドル円は久々に118円をつける大きなショートカバーを示現し、一旦は大幅な下げから一息ついたように見えましたが、NYタイムに入るとまたしても原油価格が頭を抑える展開となり、117.300円レベルまで下落する行って来いの動きとなりました。東京...
FX相場下落の最大の原因はFRBか?
昨年の4月、グローバルマクロの運用で有名な世界最大の「ヘッジファンド」であるブリッジウォーターアソシエイツCEO「レイ・ダリオ」が「現在は1937年頃と同じ状況で米国は利上げを急ぐべきではない」との見解を示しました。この指摘は、利上げ以降米国経済が単なる不景気...