先進国の「中央銀行」政策決定会合の内容発表で、時間を決めないで発表するのは、考えて見ますと日本だけというきわめて特殊な状況が長年展開されています。しかしその内容発表の時間を調べてみますと、多少は中身があるものかどうなのかが類推できるようで、発表時間から緩和の可...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
なにも起こらなかった「3月10日暴落説」
さしたる確証もなかったため、事前にこのコラムで取り上げることは差し控えた3月10日の「市場暴落説」に関する話題でしたが、結果としては皆さんご案内のとおり特別なにも起こらずに「ECB」の「ドラギ議長」が迂闊な失言をしてユーロが大きく戻しただけとなりました。天体の...
大注目の週に突入!イエレン発言が最大の注目
「ECB」の追加緩和不発に終わった10日の3月「中央銀行」政策決定第一週間目ですが、週を跨いで、14日からの週は「日銀政策決定会合」に加え17日朝3時には「FOMC」の決定が公表されます。「日銀政策決定会合」については今回はほとんど見送られる可能性が高まってい...
イベント無視の後出しトレードもFX取引
ユーロドル、ドル円ともに大きな変動から一夜明けた為替市場ですが、ユーロドルは高値から徐々に値をさげ、何事もなかったかのような動きで、特別トレンドがでているようにも見えないような相場展開を続けています。ユーロドルはちょうど直前の下げの3倍返しの上昇10日のユーロ...
ECB追加緩和は成功なのか失敗なのか?
10日に発表となった「ECB理事会」の政策決定内容は、主要「政策金利」のリファイナンス金利を予想外に「0.05%から0.00%に引き下げる」こととなりました。上限金利の限界貸出金利も0.3%から0.25%に引き下げ、下限金利の中銀預金金利はマイナス0.3%から...
チャートを見る限り下落が予見されるドル円
先進各国「中央銀行」の政策決定会合を前に為替は、その動きが停滞してしまってほとんど動かない状況ですが、その中でもドル円は112円台で膠着状態を継続しています。(3/10執筆時点)こうなるとテクニカルチャートで、何かきっかけをつかみたくなるものですが、長い足のチ...
チャートの形状が変わりはじめたNYダウ
先日、いよいよ現行政権主導で「PKO」による株上げ相場が年度末に向けて展開されることになるのではないかという記事を書きました。これまで「アベノミクス」が始まってからは比較的、日経平均はNYダウに寄り添うような動きを見せてきましたが、年明けからその様相が大きく変...
GPIFの損失と含み損は想像以上に拡大
2015年「PKO」として日経平均の底上げのために高値のレベルでも買い上がりの尖兵となった「GPIF」ですが、ここへ来て大変な含み損を出していることが明らかになってきています。この年金積立金管理運用独立行政法人によれば、昨年10月~12月期の期間収益は4兆73...
コモディティ価格の上昇で復調の資源国通貨
「原油価格」がかなり戻してきていることから、年明け以降大きく売り込まれてきた資源国通貨に復調の兆しがでてきています。豪ドル、カナダドルなどにその傾向がはっきり現れ始めていますが、これは単なるあや戻しなのか本格的な復調なのかを考えて見ます。豪ドル円は3月に入って...
ECB理事会を受けて相場はどう動く?
いよいよ3月先進国の中央銀行政策決定weekが始まろうとしています。12月に大幅に市場の期待を裏切ってしまった「ECB」の「ドラギ総裁」は前回の理事会後の記者会見で、月にさらなる「金融緩和」を検討すると公言したことから、市場では既にそれを織り込む動きとなってい...