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量から金利へと舵を切った日銀の思惑について

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市場が非常に関心をもっていた「日銀の政策決定会合」は、散々気を持たせたあとに1時過ぎになってからようやく発表となりました。
内容は買い入れ資産の量から金利へとシフトすることとし、市場からブーイングの出ていた「マイナス金利」のほうは今回触らずにあくまでイールドカーブの調整にフォーカスした内容となっています。
市場は一応この内容を好感していますが、ドル円は日足の一目均衡表の雲の下限を多少抜けた程度の上げに留まっており、驚くほどの上昇にはなっていません。
ここから先は明日の未明の「FOMC」次第ということになりそうですが、恐らくこの高値がいい売り場になるのではないかと予測されるところです。
今年後半の最大のイベントと期待されていた割にはあまりたいした動きにはなっておらず、上げもそれほどではないとすると「FOMC」の結果を受けて下げることがあったとしてもこちらもそれなりの平凡なレベルに落ち着いて終わる可能性がありそうです。
 

果たして長期金利を押さえ込めるのかが問題

日銀の今回の発表内容によりますと「国債」買い入れでイールドカーブ(利回り曲線)の形状を意識した長短金利操作付き量的・質的金融緩和、つまりスティープニングを事前の観測どおり導入するとしています。これにより10年金利が0%程度で推移するよう「国債」を買い入れることを明確に謳っています。

買い入れペースは年間80兆円はさすがに減額すると緩和後退感がでることから現状程度をめどしており、買い入れ「国債」の平均残存期間は定めないことにし枠組みは増やす形になっています。
またイールドカーブが大きく変動しないように、必要な場合は特定の金利を対象とした指し値オペを導入ることも明確に宣言しています。「ETF」の買い入れのほうは金額は現状維持としながらも追加となっている2.7兆円は「TOPIX」連動「ETF」を対象とすることを明らかにしています。
しかし、既に日銀は300兆円を超える国債を購入してしまっており、ここから先は簡単に国債購入ができる状態ではないことも確かです。
短期と長期、超長期の金利をコントロールするとなれば短期国債をさらに増発して買い入れていかないことには金利のコントロールができないはずですが、このあたりが現実的にどうオペレーションされるのか?
また市場がある種のテーパリングであると強く認識しはじめた場合には株も為替も一転して売られる可能性があり、果たして市場がどのようにこの結果を冷静判断することになるのかが注目されます。
足元では一応の市場評価は得られた形になっていますが、ここから先「FOMC」の結果を受けて相場がどのように動くかに注目の焦点が変わることになります。

ドル円は引き続き下向きの動きの可能性

一部の事前予想ではドル円は104円方向、さらに105円に向けて大きく上伸するといった内容も市場には出回りましたが、発射台がかなり低かったこともあって、今のところ103円を抜けるほどの威力も見られない状況です。

8月末から非常に期待されていたイベントだけにこんなものかという印象はまぬがれませんが、毎度お馴染の日銀プレーで発表後大きく売られるという動きだけは回避できていて一安心といったところです。
ドル円に関して言えば相当上値が重くなっていることもまた事実であり「FOMC」で大方の市場の予測どおり利上げが先送りとなった場合には、ここからのドル円上昇支援材料はかなり乏しくなることから、再度下値追いのリスクにも注意しなくてはなりません。
明日は国内は秋分の日で休日となりますので、一転して反転の動きとなった場合には思わぬ下げが示現することにもかなり注意が必要です。
ちなみに前述の一目均衡表の日足の雲の上限はちょうど103円をちょっと超えたあたりにあり、ここを明確に抜けてくるとまた開けてくる視界が大きく変わってきそうです。果たして「FOMC」がそこまでの影響を発揮することになるのかどうかにも関心が集まります。
(この記事を書いた人:今市太郎
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