「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く」というウォール街の有名がな格言がありますが、いよいよ6月相場はこの格言がぴったりと当てはまる時期にさしかかってきているようで株と債券の相場の動きがとても気になる時間帯にさし...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
ギリシャは何年経っても懲りない・成長しない
ここのところすっかりご無沙汰になっていたギリシャの債務問題ですが、また7月に期限を迎える75億ユーロの債務返済の資金を確保する必要があるものの、どこからも融資を受けられる見込みが立っていないため、またしても「デフォルト」の危機が高まっているということでユーロは...
フリンが議会協力すると一体何が飛び出すか?
トランプが関与していると噂される「ロシアゲート」の問題は、全容がよくわからないだけに誰が何をおこなって何処に最大の犯罪性があるのかさっぱりよく理解できない状況が続いていますが、すでに2月に辞職して政権を去った「マイケルフリン」が議会で証言することになるのかどう...
ポンド下落のしわ寄せによるドル円下落に注意
英国は総選挙に向けてメイ首相の保守党がリードしているはずでしたが、直近の世論調査で与野党の支持率がまさかの拮抗状態にまで接近したことを受けて先週末大きく売られる結果となりました。突然どうしてここまで差が縮小してしまったのかいまひとつその理由がピンと来ませんが、...
原油価格急落でも株も為替もどこ吹く風
このコラムでは株や債券、為替、商品価格などの相場の相関性がかなり崩れてきており、本来反応すべき相場がまったく反応しなくなっていることは随所でご紹介してきていますが、「OPEC総会」後急落した原油価格もそのひとつで、昨年まで原油価格が株価や為替相場に常に微妙な影...
G7で大暴れしたトランプの思惑は何か?
通常の「G7」などというのは、実に上っ面だけの会議で毎回各国の名産品でも食べるだけの会議のような緊張感のないものという認識が強かったわけですが、トランプがやおら登場したことでその内容はどうやら一変してしまったようです。一応声明は出せたものの中身は大もめ今回議長...
債券金利は下落し株価はじり高の米国市場
26日の為替相場は翌週月曜29日が米国のメモリアルデーで三連休になることもあって、ひどい閑散相場となってしまい、ポジションを閉める動きなどからドル円はあっさり111円を割り込む展開となりました。しかし下値ではそれなりの買い意欲も旺盛であり、111.800円より...
ロシアゲートでイヴァンカの娘婿に疑惑が?
25日に米系のメディアが複数報じたところによるとロシアゲート関連でトランプの娘婿であるクシュナーがその捜査対象となっていることが明らかになり、市場はまたしてもトランプリスクに揺れ始めています。今年の3月以降クシュナーはかなりトランプ政権で重要な役割を担いはじめ...
NYダウがさらに走り始めればそれで終焉か?
25日に発表された米国「FOMC議事録」を受けて、NYダウは続伸し、2万1000ドル台でじり高を続けています。一般的に株式相場はじり高が続くと大きく下げないもので、ここからさらに上方向に6月「FOMC」に向けて一気に相場が走り出すことも十分に考えられる状況です...
不動産屋商法でとうとうヘリマネ実施か?
トランプ政権が「50年債と100年債の発行を検討する」と言い出して市場の関心を集めています。すでに開示されている予算教書のほとんどが、どこからその政策実行原資を集めてくるのか非常に不透明で、突っ込みどころ満載の状況になっている中で、ムニューシン財務長官が50年...