事前に混乱が予想されていたリスクイベント満載の6月8日も結局のところ為替相場には大きな変動は見られず、比較的静かに終わりを告げようとしています。ECB理事会は引き続き緩和継続でユーロは小動きまず昨日トップバッターで登場した「ECBドラギ総裁」でしたが、インフレ...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
コミー登場の1日前にコピーが出回る展開に
7日のNYタイムは翌日の「コミー前FBI長官」の議会証言があることから膠着状態かと思われましたが、日本時間の3時ごろに突然コミー発言がヘッドラインに登場しはじめ、いきなり株もドル円も買い戻しが進む状況となりました。単なる観測報道かと思いきや、発表したのは当の上...
セリングクライマックス感は全くないドル円
ドル円がようやく109.430円にあったギャップを埋めにいく動きをすることになりました。市場の後講釈では「リスクオフ」という言い方になっていますが、一体何のリスクが一番大きいのかはいまひとつはっきりしておらず、窓埋めは完了したものの、そこからさらに走る動きには...
パリ協定離脱やコミー証言拒否を望むトランプ
70歳のトランプは果たして「何年先の米国の姿」が見えているのでしょうか?少なくとも2期8年は大統領として君臨するつもりなのでしょうから、ここ10年ぐらいは自分が生きていることを前提にした見通して政策を打ち出しているのだと思いますが、温室効果ガス削減にオバマ政権...
年金や機関投資家の岩盤の買い情報の嘘
週明けの東京タイム、ドル円は前週の「雇用統計」の数字悪化を嫌気して110.500円も下抜けて週末の取引を終えたことから週明けも上値が重く110.600円にすらなかなか戻れない状況が続いています。恐らく110円台後半にはまだかなりのロングがしこっていると思われる...
中国よりも日本で流行り始めたビットコイン
最近「ビットコイン」について意見を聞かれることが多くなりました。ご存知のように「ビットコイン」も証拠金トレードができ、業者によってはFXなみのレバレッジを提供しているため、FXの代わりに「ビットコイン」で売買したらどうかと思う個人投資家が多いのだろうと思います...
走り始めた日本株にドル円がついていかない
日経平均が6月に入っていよいよ走り始めています。この動きがどこまで続くのかはまったく不明ですが、株式相場が走り始めているのは米国と日本とインドぐらいのもので、世界同時株高といった楽観状態にまでは至っていません。株の話は株専用サイトでしていただくとして、為替を中...
短期投機筋が根性で安値引けを維持か?
前日非常に好調だった「ADP雇用報告」を受けて2日の東京タイムから大きく値を上げたドル円でしたが、発表された「雇用統計」の結果は予想外に悪いNFPの値から失望売りを招きドル円は下落したところから殆ど戻らず、ユーロドルも高値引けとなりました。ここのところ「雇用統...
コミー前FBI長官議会公聴会登場で大荒れ?
米国のメディア報道によれば、コミー前FBI長官が6月8日の上院情報委員会に出席しフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)とロシアとの関係を巡る捜査を打ち切るよう、トランプ大統領から圧力を受けたとの報道などについて証言することが正式に決定したようです。当初のスケ...
110.50円割れのドル円、次は110円
経済指標が今ひとつぱっとしない米国市場ではドル円がさらに売り込まれ、「ロンドンフィックス」に合わせて瞬間的に110.500円を割り込む状況となりました。ただ、そこから大きく走ることもなく、ここからのドル円相場がどこまで下押しを試しに行くかが今週の注目点となりそ...