足元のFX相場は決定的な方向感を示す事象や材料が明確にはなっていないことから、上下にぶれやすく、とくに欧州の政治をめぐるネタで相場が上下する状況はユーロ、ポンドがらみでクロス円も上下にぶれやすく、思わぬ下落や上昇に巻き込まれるケースが続出している点にかなり注意...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
ドル円買いはFRB議長人事を見てから
今週に入って下落が進むかと思われたドル円は債券金利の上昇で上向きの動きになりはじめています。ただ、113円を抜けたわけではありませんから、単なるレンジ相場への意向と見ることもでき、まだ方向性を断定するのは気が早い状況といえます。そんな中でホワイトハウスの報道官...
ザラ場で23000ドルを超えたNYダウ
もう先週からかなりすれすれのところまで来ていたので、時間の問題であることはわかっていましたが、NYダウがとうとう23000ドルという史上最高値を更新しました。1985年以降実に1700%以上の伸張率ですから、20年ぶりに21000円を超えたの11連投だのと喜ぶ...
テイラー教授が次期FRB議長ならドル円は大幅上昇か?
111円台に落ち込み、さらに下値を追いそうな動きであったドル円はNYタイムにモスクワで米朝会談があるのではないかとの期待とともに、スタンフォード大学の教授で元財務次官の経験もあるジョン・テイラー氏がFRB議長候補として有力という報道が飛び出したことから急激に値...
日経平均株価とドル円の乖離が鮮明に
日経平均はドル円の低迷とはお構いなく、なんと1996年以来の高値に差し掛かっており、いかにこの20年以上株価が低迷してきたのかを改めて思い知らせれる状況となっていますが、総選挙が支えになって遅咲きの日本の株価もようやく多少は花開いた状況になってきています。今週...
10月第三週ドル円は引き続き予断のない取引が肝心
10日からの週、どんどん動きが小さくなって、完全な膠着状態に陥ったドル円は結局111円台に下抜けてぎりぎり200日移動平均線の上にへばりついて、週の取引を終えることとなりましたが、週明けの相場も大きく上昇することはあまり見込めそうもなく、当面下落局面で日柄調整...
ノーベル賞セイラー教授にも理解不能な足元の相場
ドル円は米国の指標悪化をきっかけに、とうとう明確に112円台を割り込み111円台で週末を迎える結果となりました。北の脅威の問題も上値を重くしているとはいえますが、どうやら本質的にドル円は上方向へ上がるのがかなり難しくなっており、9月単月で7円近く上昇した分の値...
新FRB議長人選で決まる年末ドル円相場の方向性
どうやらトランプ大統領は次期FRB議長の選択をいよいよ最終段階に進めているようで、果たして誰が指名されるかで今後のドルの行方が方向付けられることから市場の関心が一気に高まりつつある状況のようです。タカ派かハト派かで債券金利にも影響当初、FRB議長の候補としては...
ドルとユーロのセンチメントが逆転か?
FX市場というのは常に変動を続けているわけですから、流れが突然変わるということは実によくある話です。9月から10月の米国雇用統計ぐらいまで非常に強さを発揮していたドルが、ここへ来て急激に弱含むようになってきており、逆にドイツの連立政権の行方やスペイン・カタルー...
ユリノミクスでは止められない日銀緩和政策
突如として新党に名乗りを上げた希望の党は、これまたアベノミクスの対抗策としてユリノミクスなるものを提示しはじめています。同党代表の小池百合子東京都知事は、「消費税増税凍結」「原発ゼロへ」「憲法改正」を3本柱とすること、そして「希望への道しるべ」として、① 原発...