久々にユーロドルの話題です。先週金曜日(10日)にトルコ危機に関連するフィナンシャルタイムズの「トルコ危機報道」をきっかけにして、サポートラインとなってきた1.15を下抜けしてしまったユーロドルはその後も大きく下押しする展開になっております。多くの市場参加者が...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
ECB@知っているようで意外に詳しく知らないECBを解説
世界の中央銀行の政策決定でもっとも注目されるのが「米国のFRB」と「欧州のECB」です。米国は50州により構成される一つの国ですから、その政策決定をFRBがFOMCという形式で実施するのは非常にわかりやすいものとなっています。一方「ECB」の場合にはそれぞれ規...
クロス円に下落の動きが強まる為替市場
8月に入ってすでに夏休み相場に突入で動かない相場になるのかと思いきや、クロス円が全般に円高に振れ始めています。これはそれぞれに事情を抱えていることに起因するものですが、ポンドは無条件のEU離脱の話がまたしても顕在化していることからドル高、円高に振れています。ま...
本邦投資家が熟考すべき高金利通貨の本質的意味
トルコリラについてはこのコラムでも何度も触れていますが、足元では対ドル、対円で大幅なトルコリラ安が継続中です。「史上最安値」を抜けてからは、どこまで下落するのかまったくわからない状況に陥っています。本邦個人投資家は「毎月配当」が出るような投資商品や金利の受け取...
相場のサイクル理論の信ぴょう性について
FXや株の世界で「サイクル理論」というと「レイモンド・メリマン」や国内では「松下誠氏」のことがまず思い浮かびます。相場の世界のサイクル理論とは価格変動が日々起こっている中において、ある一定の間隔で繰り返し起きる現象のことをいいます。短期売買法の世界できわめて有...
米系ファンドの猛烈な米10年債売りをどうみるか
数年前、日本でも「マイケルルイス」の小説を原作とした「マネーショート」という映画が公開されて話題になりましたが、この映画、原題は「ビッグショート」というタイトルで、要するにリーマンショック前にその事態を察知して猛烈な売りポジションを抱えるというのが話の本筋にな...
ニクソンショックからプラザ合意までの流れをわかやすく解説
20世紀後半の主要国の為替政策を見ますと、米国がその中心にあって様々な政策を打ち出したことにより、先進主要国をはじめ世界各国が多大な影響を被ってきたことがわかります。足元では米国のトランプ大統領が新たな保守主義的な政策を打ち出し始め、この政権が...
やはり買ってはいけなかったトルコリラ円
ここのところ下げ止まったのかと思われた「トルコリラ円」が政治的な状況からさらに2日の東京タイムからロンドンタイムに入るあたりで大きく下落してしまい、とうとう22円を割るという「史上最安値を示現」することになりました。この状況は大きな下落で一旦終わったかに見えま...
8月弱含む豪ドル円のアノマリーは今年もワークするか?
毎年8月になりますと、理由ははっきりとわからないものの、どうしても円高に振れることが多くなるのが「豪ドル円」です。おそらく何の理由もなく下落するのではなく、我々では確認できない「なんらかの要因」が影に隠れているだけなのだろうとは思いますが、プロが見ていてもその...
UKのBREXITは一体どうなるのか?
今週2日はBOEのMPCが開催され、ようやく利上げが行われることになるかどうかに注目が集まっています。利上げの問題もさることながら「BREXIT」が本当に完結できるのかどうかを、いまだにもめており、事態はますます混沌としてきているようです。先日閣僚が二人も辞任...