足元の為替相場はまた1月ごろに戻ったようにほとんど大きな動きを見せないままに推移しており、よほど取引枚数を多くするなどの調整をしないことにはしっかりとした利益を確保できない状況になりつつあります。もちろんここからまた大きな動きになることは想定できる状況...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
強烈なロックダウンは60日間以上の継続は無理?
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各国それぞれにロックダウン等の措置を講じてきました。しかし、その方法の厳格さや緩さに係わらず、どこの国でも国民を一方的に外出禁止で自宅に籠城することを求めても60日、つまり2か月以上そうした状況を維持することが難し...
アナログチャート分析が正しければ6月から米株は反転下落か
悪化する経済指標をもろともせずに上昇を維持している米国の株価指数ですが、実はアナログチャートモデルを使って分析してみますと、ここから先に起こりそうなことが朧気ながらにも見えてくる状況です。そもそもこのアナログチャート分析手法というのは、チューダ...
トランプは景気回復から対中強硬路線に戦略変更
今年2月ぐらいまではとにかくFRBが過剰な緩和を行うことで株価をさらに押し上げ、11月の大統領選に向けて絶好調の景気を背景にして再選を果たすつもり満々に見えたトランプ大統領。どうやら早期に景気回復や株価の大幅再上昇を見込めないことを認識したようで、選挙...
一枚岩がほころび始めた欧州圏
5月5日、 ドイツ憲法裁判所がECBの「量的緩和政策」に関して、「参加国への財政ファイナンスであり、ブンデスバンクは参加すべきでない」と判決したことでユーロドルは一気に100ポイント下落するという動きを見せました。この判決で、ただちにブンデスバンクが債...
実態経済の劇的悪化を織り込まない市場は一体だれのせいなのか?
連日、世界的に実態経済が想像を絶するほど悪化しているということをこのコラムでお伝えしていますが、すでにかなり悪いハードデータが登場しても一時的に下落してもすぐに戻ろうとする株式市場の相場には相当な違和感があります。今が景気の底ならば確かに不景気...
新興国通貨買いは即刻やめるべき状況に
主要国の株式市場は3月の大幅下落からかなり買い戻され、さすがに新高値をつけに行くような動きは見せていませんが、マクロ的に見れば妙に底値の堅い推移をしています。しかしこの状況下で市場が全く織り込めていないのが新興国市場の崩壊リスクです。すでにこの...
失業者3割時代という恐ろしき状況を全く理解できない市場参加者
1929年の大恐慌が「どんな時代だったのか」ということについては前回のコラムにも書かせていただきました。GDPがどれだけ縮減するのかは実際に時が経過してみないと正確には判らないものの、一つだけはっきりしているのは失業者が大量発生し身動きが取れなくなる世...
今だからこそ振り返る!1929年の世界大恐慌はどんな年だったのか?
4月最後の一週間は月末にドル円のポジション調整が起こったことから「「London Fix」に向けて相場が跳ね上がりNYタイムで一時107.500円に迫るほどドル円の水準は回復することとなりました。しかし上昇の流れは長く続かず、結局106円台に下落してN...
ワクチン開発・経済再開に前のめり過ぎの相場
30日、日本時間午前3時に発表されたFOMCの政策決定内容は現状維持となりました。「雇用最大化」と「物価安定」という目標を促進することに全力で取り組むとしており、経済が最近の出来事を乗り切り、雇用最大化と物価安定の目標を達成する軌道に乗ったと確信するまで、この...