米労働省が発表した5月「雇用統計」は、非農業部門雇用者数は前月比+3.8万人と、市場予想+16.0万人を大幅に下回りマイナスとなりました。これは実に2010年9月来の低水準となり、市場の予想をはるかに下回る結果となってしまいました。4月分は16万人から12.3...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
安倍内閣の対応に想像以上の失望売り!
1日の「安倍首相」の記者会見以来、株も為替も大きく売り込まれることになりました。そんなに消費増税の延期が問題なのかと思いましたが、どうやら市場は増税見送り以外になにも政策対応がでなかったことにかなりの失望売りが出た模様で、「投機筋」も選挙に向けてあらゆる政策を...
消費増税再延期がプラスに働かないFX相場
1日午後6時、予想どおり「安倍首相」は消費増税の先送りを決定して記者会見に臨みました。しかし「アベノミクス」の成果は次々強調するものの世界的な経済リスクがあるのであえて見送ると、非常にわかりにくいロジックを展開することとなり、事前から下げていたドル円相場はさら...
英国の国民投票による上下大幅振幅が始まった
6月23日の英国国民投票まで23日となりましたが、ここへ来て連日様々な世論調査結果がではじめており、それにあわせて相場は日替わりで乱高下するようになってきています。迂闊な決め打ちで残留優位などと考えていると、とんでもない痛手を被ることになりそうで、ここからは相...
FOMCが利上げの判断材料とするデータとは?
4月の「FOMC議事録」や「イエレン議長」の講演でたびたび登場する利上げは、あくまで今後の「データ次第のデータ」というのはどのようなものなのでしょうか?今回はこれにフォーカスしてみたいと思います。今後6月FOMCまでに注目されるデータまず、直近に登場するデータ...
中央銀行バブル崩壊リスクを心配すべき状況に
誰の差し金か知りませんが、「G7」の会議の冒頭に「コモディティ価格」の推移からいきなり、「リーマンショック前に近い」というパラダイムシフト的理論展開を行ったと話題の「安倍首相」ですが、「麻生財務大臣」さえデータを配るのはやめさせろと言ったとか言わないとかいう話...
消費増税延期が決まらないとドル円は下落に?
「伊勢志摩サミット」が終了し、週明けにそれを受けて「安倍内閣」は予定通りすんなり消費増税延期を打ち出すのかと思われました。しかし、新聞報道では具体的に2.5年延期などがうたわれているものの、どうもそう簡単に延期にはできない政権内の軋轢が出始めてきており、なにや...
相場の上下を断定するのは危険な6月相場
いよいよ膠着状態から一歩踏み出しそうな6月相場が始まることになりますが、それぞれ順次起こる政治的なイベントは結果次第で互いに相反することになる可能性も高く、一方的に上がる、下がるといった方向を断定するのは非常に難しく、なおかつ危険であると考える必要がありそうで...
イエレン発言でNY市場に上昇したドル円相場
「伊勢志摩サミット」も終わり、27日のNY市場は日本時間の28日2時過ぎから行われたハーバード大学での「イエレン議長」の講演の中身に注目が集まることとなりました。「イエレン議長」は「原油安とドル高は現在は概ね安定。今後数カ月での利上げは恐らく適切」と延べ、各地...
消費増税再延期を為替市場はどう評価するか?
26日から開催された伊勢志摩サミットは事前のG7蔵相会議で各国対応により財政出動をするという基本方針がそのまま貫かれ、大方の予想どおりこれといった成果も感じられないまま「オバマ大統領」の広島訪問イベントへシフトすることとなりました。これで国内的な視点はいよいよ...