2015年度も早いもので既に半期が終わる事となりました。カレンダーイヤーを事業年度にすることが多い米国系企業にとっては、2015年度は既に四分の三が終了してしまったことになります。しかし金融市場の投資という事で見ますと、今年は稀に見る「儲からない年」になってし...
Kentaro
オイルマネー相場からの換金・撤退に要注意
ここへきて金融相場で俄かに高まりつつあるのが「オイルマネー相場」からの換金・撤退の動きです。これまで「原油相場」自体は大きな下げを示現してきましたが、いよいよ「オイルマネー」自体の投資行動が大きく変化し始めているようで、これに伴う市場の変化には注意が必要になっ...
世界経済史Ⅲ 日本の近代化から金本位制の確立
前回の世界経済史Ⅱ(日本とイギリス編)では、織田・豊臣時代の日本とエリザベス1世の時代のイギリスの歩みを見ていきました。プロセスは異なるものの、両国はアジア制覇を目指し積極的に海外進出を図りました。道半ばで中国征服を諦め、鎖国制度を徹底し平和の時代へと歩み始め...
直近高値・直近安値を使ったトレード方法について
「直近」とは文字通り「すぐ近く」ということですが、この概念はトレーダーによって異なっています。例えば数本前のローソク足の高値・安値を指したり、時間足や日足の高値・安値を指したりといった感じです。ただ一般的には「前日における高値・安値」を指すケースが多いようです...
チャートパターン分析の必要性@反転型と継続型の違い
過去の価格変動のトレンドを表しているチャートの見方を知ることによって、将来の価格変動のトレンドを予測するための武器として活用することが可能になります。そこで以下ではチャートパターンの分析手法を紹介いたします。反転型のチャートパターンまず左が「ダブルトップ」、右...
ブラジルレアルの下落に見るブラジルの深刻度
9月22日、日本がシルバーウイークで連休に入っていた間に、サンパウロ外国為替市場において、レアルは前日比1.8%下落。1ドル=4.05レアルで取引を終えました。9月24日には更に安値を更新。1ドル4.24レアルまでつけた後に反発をする形になっております。これは...
フォルクスワーゲン不正問題が与える影響
9月18日に突如として降って沸いたように登場したドイツ「フォルクスワーゲン社」の米国におけるディーゼル車の排ガス不正操作問題は、欧州でも行われていたことがドイツの運輸相から24日に発表され、波紋が広がっています。一企業がしでかした米国での問題であるだけに為替へ...
FRB利上げ、日銀追加緩和なしというシナリオ
9月の「FOMC」の結果発表以来相場の動きが変わりつつあります。米国の実態経済は基から素晴らしく良かった訳ではありませんが、7年にも及ぶ資金のばら撒きによる「中央銀行」バブルが継続してきただけだったのが、中国から本当の経済状況が露見するようになった事で、急激に...
チャイナプレミアムで中国企業の輸出は細る?
「FOMC」の利上げが起こるかどうか世界中がその動向を気にしているうちに、中国でも目立たぬように大きな動きが出始めています。「中国国家発展改革委員会」がウェブサイト上に9月16日に掲載した声明によりますと、1年を超える外貨建てもしくは人民元建て証券・融資の発行...
実体経済と金融経済@市場に与える影響力
中国では「“実体経済”と乖離した株の上昇が・・・」や「“実体経済”が想定以上に悪化して・・・」 などと使われる「実体経済」ですが、ぼんやりとは掴んでいるものの、では「実体経済とは」と問われると説明が難しいのではないでしょうか。今回は、「実体経済」とその対極にあ...