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いよいよイラン米国開戦か~戦時の相場のトレード法とは

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イランの司令官が暗殺されてからの喪が明けたことからいよいよイランの米国に対する報復と見られる攻撃が始まっており、相場はその関連の報道が出るたびに大きくドル円が売られて円高になるという相場を繰り返しています。
しかしアルゴリズムが反応しても一瞬下落した相場は意外に底堅く、結局のところ短時間に大きなショートカバーがでることで全値戻しといった激しい上下展開になってきています。
果たしてこうした戦時の相場ではどのようにトレードをしたらいいのかについて考えてみることにします。

確実にニュースヘッドラインでアルゴが相場を主導

国内でFXがはやり始めて個人投資家が積極的に売買をはじめたのは2003年以降の話ですから、国内個人投資家は米国が絡む大きな戦争状態の中で為替の取引をした経験は等しくないことになります。

オバマ政権下でのオサマビンラディンの米国ネービーシールズの殺害も他国で行われた話ではありますが、9.11の大事件の首謀者ということで一応の大義というものは存在していたことになります。
しかし今回の司令官の暗殺はたしかに相当ひどい人物であったことは間違いないにせよ、米国がイラクに乗り込んで殲滅する正当性があるのかと言われるとかなり微妙な部分があり、ここからはかなり複雑で多岐にわたる報復合戦が繰り広げられることが予想されます。
この部分では米国が非常に避難される立場になりがちで、一般的に言われる有事のドル買いにはならない可能性もよく考えておく必要がありそうです。当然ニュースのヘッドラインに敏感に反応するアルゴリズムがリスクオフの売買を先導することになりほかのアルゴがそれについて行くことから相場は必要以上にオーバーシュート気味に下落の展開を続ける危険性がかなりつよくなりそうです。
動きがはじまってからその理由をニュースで知ったのではとてもではありませんが、途中から相場に乗ることはむずかしそうで、当分リスクオフの展開が随時発生するのであればやはり大きく相場が戻したところでしっかりあらかじめ売っておくという準備が必要になりそうです。
スキャルピングで飛び乗っても多少はとれるものと思いますが、数十銭を確保するのはかなり難しいことを実際にトレードしてみると痛感させられます。

相場の方向を断定する売買は禁物

また報道で激しく売られた場合でもドル円などのケースでは下値で機関投資家と思しき輩が激しく買い向かいをいれてきていますので、1月に入ってからのドル円の下げでも107.500円を下回るとこまで下落することはまだ一度も起こっておらず、かなり短時間でポジションがショートに傾きすぎると簡単にショートカバーがでるという結構難しい相場展開が続いていることがわかります。

つまり戦闘関連の報道がでれば確かに相場は下がりますが一方的にどこまでも暴落するような相場にはなっておらず、下落から一定の時間を経ても下がらないと市場に買戻しがでて戻りを試す部分もデイトレやスキャルでは稼ぐことができるチャンスがあることも見てて来ています。
個々から先はもっぱらプライスアクショントレードの領域に入ってきますが、最初から戻り高値で売り仕込みをして待ち構えることができないというトレーダーは下落後の底値からの戻りを試すところだけを拾ってみるというのも一つの考え方になりそうです。
全体的にみてイランが深夜の時間帯であるアジアの早朝あたりは何かが起こりやすく東京タイムで下げるもののロンドンタイムからNYタイムに何も起こらないとFRBの隠れQE等のおかげで実は絶好調な株価が結構値を戻すのにともなってドル円も上昇することが多く、戦争=下落と決めてかかるのは逆にリスクがありそうな状況です。、
但しロングで買い向かったときに突然戦争情報が流れるといきなり反転下落しますからストップロスを入れるなりトレーリングストップを活用するなりといった対策が必要になるのは言うまでもありません。
ということで戦争相場は下落というステレオタイプな発想はやめて下げたら戻すところだけ取りにいくといって部分参加の手法を駆使してみるのも一つの方法ではないかと思います。どうもこのあたりがリーマンショックの暴落相場とはちょっと異なる部分に見えてきます。

問題は米国本国で大規模テロが発生した場合

今の段階ではあまりこうしたことを予想するのは不遜ですが、仮に9.11のような米国内での大規模テロが発生した場合は下げたところを買うという話は簡単にはワークしません。

9.11の場合でも上げに転じるまでには事件から1週間から10日以上の時間がかかっていますから底値を買えばそれでOKとはいかないこともあらかじめ考えておきたいところです。
イランと米国はここからどこまでの戦争状態になるのかがまだはっきりしませんし、周辺国がこの戦闘に加わる形で戦線が拡大するのかどうかも大きな注目点です。
ただ戻りもそれなりに短期間で示現しはじめていますから、よほど戦闘がエスカレートしないかぎりは意外に相場の混乱も短期間に収束する可能性があることは意識しておく必要がありそうです。
特に突っ込み売りをしたりするのはかなり危険ですから無理をしない取引をしていきたいところです。通常にくらべて明らかに相場にボラティリティがでていますので一定の稼ぎ時であることは間違いありませんが、間違った方向にエントリーしてせっかくの資金を新年早々失わないようにすることが肝要です。
(この記事を書いた人:今市太郎
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