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木曜日終了時本邦FX業者の7日分スワップ付与に注意

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FX市場はすでにクリスマス休暇入りしている欧米勢が相場に出てこないことからかなり静かな動きに終始しています。
実は国内の店頭FX業者や取引所FX業者は金融機関が31日から3日まで、結果的に5日まで動かないことからこの26日のNYタイム終了時に7日分のスワップを付与する動きがでることになり、かなり注意が必要になってきています。

スワップがとれる通貨ペア取引は問題ないがマイナススワップの場合は要注意

海外FX業者の場合こうしたことはまったく起こりませんが、国内業者の場合には金融機関のお休みとスワップが微妙にリンクすることからこの年末年始のスケジュールからいいますと12月31日から1月5日までが連続したお休みということになり12月26日終了時にその分のスワップが付与されることになります。

したがって27日の相場で作ったポジションをスワップだけもらってリカクしてしまうという方法も当然考えられることになるわけです。
トルコリラ円などは1日のスワップポイントが引き続き大きな存在ですから、このタイミングにポジションを持つのともたないのとではかなり獲得てきるスワップが異なることになります。
上のカレンダーの赤で囲った部分が26日終了時に付与されるスワップ分ということになるわけです。通常のスワップ3倍デーは25日の取引終了日になりますので2日継続して保有していますとなんと10日分のスワップを一気にゲットすることができるということになり見逃すことはできません。
ただ、逆にドル円をショートにしていたりしますと26日終了時に7日分のスワップを支払うことになりますから保有ポジションのボリュームによってはかなり大きな証拠金の減少を招くことになりなんらかの理由でマイナススワップになるポジションを保有する場合にはコストのかからない業者なら両建てにするなり、業者をまたぐ形で同量もしくは支払いスワップみ見合う量のポジションをつくって損失分を補完するといった動きをとることも考える必要ができそうです。

スワップがとれたらとにかくポジションはリカクしておくのも安全対策

この短期の大型スワップについてですが、上の部分でも書いたとおり期日にポジションをもっていれば付与されるだけのことですから年末年始にずっとポジションを持ち続ける必要はないことだけはしっかり理解しておきたいところです。

今年の1月3日のフラッシュクラッシュのようなことが年末年始の相場の薄い時にいつ起きるかはまったくわかりませんから、無闇にポジションを持ち続けるのはやはり危険であるといえます。
これはスワップ狙いのトルコリラ円などにも当てはまるもので、ストップロスを置いても強制ロスカットを期待しても休み明けとなると窓が大きく開くこともあるわけですから休みをまたぐポジションというのは非常に慎重になるべき状況です。
スワップに目がくらんでもたなくてもいい期間までポジションを保有しつづけることがないように十分に注意したいものです。こうした大量スワップ狙いのポジションは日本時間27日の午前6時すぎから顕著な動きがでて相場が上昇することもありますので、ドル円などでいえばできればなるべく安いところで買って、27日になって相場がある程度下落しても損をしないようにする工夫も必要になります。
このスワップ7日分ゲットの話は意外にトレーダーには知られていませんので、一足早いお年玉ということでうまく利用することができれば非常にお得といえそうです。
ドル円やユーロドルなどの主要通貨ではあまりたいした金額にはなりませんが、それでもないよりはましと考えるならエントリーの意味はあるものいえるでしょう。
(この記事を書いた人:今市太郎
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