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雇用統計でまたしても流れが変わったドル円

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11月1日、今年の日本時間午後9時半の発表は最後となる10月分の米国雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を上回ったほか、過去2カ月分も上方修正されたことからこのまま107円台を深堀するかと思われたドル円は108.26円まで吹き上がる展開となりました。
またその後のISM製造業景況指数の悪化による相場の下落も危惧されましたが、一旦107円台に突っ込んだものの米株が対中交渉順調に推移などというウィルバーロス長官の説明報道を好感したのか大きく値を戻したことから結局108円台に返り咲き108.19円レベルで週の取引を終えています。
週明けは国内が振り替え休日でお休みですが、一旦はかなり深い下押しを意識したドル円はまたしてももとに戻ろうとしており、トレンドが長く続かない相場が示現し始めています。
FOMCで上方向を思った向きはあっさりロングを投げさせられることになりましたが、気がつけば107円台の推移は丸1日続かず、ショートを振った向きも結局投げさせられるというなかなか厳しい展開となってしまいました。どうもドル円相場は長いトレンドが形成できない状況になっているようで、あくまでプライスアクショントレードが必要になっているようです。

11月相場は結局レンジの可能性も

本来はサポートラインの108円を割り込んで下押ししたわけですからトレンド転換してさらに深堀してもよさそうなドル円です。

しかし、とにかく米株はトランプ政権のPPT・プランジプロテクションチームがかなり強引に相場を下げさせない動きにでているようですし、FRBも完全にその流れに乗る形で緩和措置を進めていますから少なくとも11月に関しては簡単に相場が崩れそうな雰囲気はないようです。
国内では安倍政権が衆議院の解散を見込んで株も為替も下げさせないような動きを強めていることもあって、日経平均がほとんど下げないという不思議な相場が継続中です。
こうなるとテクニカル分析だけで下げるかも知れないという予測がほとんど機能しない可能性もあり慎重な対応が必要になってきているようです。
結局のところドル円は106円と109円の枠の中にあるかぎりは三角持ち合いの内側をレンジで推移しているだけですからここから110円方向に突き抜けないかぎりは逆張りで上に行ったら売りで向かい、下げの局面では底をついたと思ったらまた買い向かうといって臨機応変な対応で臨むしかなさそうな雰囲気になってきています。
過去10年の11月のドル円の上昇勝率は7勝3敗ですから、確率的には下げたらとにかく買ってみてダメなら損切というのがもっとも効率的な相場になりそうですが、上値もそれほどあるわけではないことにも十分注意していく必要がありそうです。

またしても膨れ上がるVIX指数取引爆弾

2018年1月、売りがたまりに溜まったVIX指数取引がいきなり大きく上昇したことから相場は激しく売られる展開となってしまったのは記憶に新しいところですが、どうも足元ではまた凝りもせず売りが史上最高レベルを記録しているようで、一旦株価が大きく下がり始めるとまたこの売りの買戻しがでて相場は激しい下落展開に追い込まれる可能性もありそうです。
したがって米中合意の第一弾が今月中にサインオフになり感謝祭のあたりまでは比較的順調に値を伸ばすことになったとしてもそこから先は売りに転じるなど年末に向けてはまだ一波乱あるリスクも十分に意識して対応していきたいところです。
これまでもそうでしたが市場が妙に楽観相場に移行した場合には逆の状況がいきなり示現することも多いだけにここから年後半にむけては相当意識しておく必要がありそうでまだまだ予断を許さない展開がありそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎
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