決算は4月中盤から後半にかけて最盛期になりますが、ブラックアウト期間ということで企業の自社株買いも出ない時期に相場を買い上げているのは一体誰なのかという疑問も湧いてくる市場です。
取引高を伴わない売買
CMEが公表している最新のCOTレポートにおけるS&P500のチャートを見ますと、実需筋は上述のブラックアウト期間も絡んでいるのか買いが収まっていますが、一部の大口の投機筋が若干買いに回っている程度で、全体としては決して取引量をともなった売買にはなっていないことが気になります。
ドル円の動きに大きな影響を与える可能性
ドル円相場は基本的に米10年債金利に大きな影響を受けますが、足元では2.5%程度が上限でそれ以上は上がらない状態が続いていますから、相場としては米株の動きのほうにより大きく反応する正相関の相場となっていることがわかります。
日本株も上昇のあてにはならない状況
国内では改元ご祝儀相場などという言葉が飛び交っていますが、その割には大きく相場が上昇する気配があるわけではなく、レンジの上限で推移しているだけの状況が継続中です。