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2万6000ドル超の勢いのNYダウ~だがこれだけ影にある異変

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NYダウは年末クリスマスも返上で急落したものの、ここへきてその下落を完全に取り返す全値戻しを実現するなど恐るべき回復をはかっています。
2019年は大統領選挙前年ということでトランプも闇雲に株価を下げる動きはしないであろうというかなり楽観的な市場観測も手伝って、ここからさらに上昇するのではないかといった市場の見方が驚くほど強まっています。
もちろん相場は勝手に断定してみても意味はないわけで、上昇することもあれば下落することもあると柔軟に考えていないといけないものですが、ドル円と相関性が強まっているNYダウが新値をつけるまで上昇するかどうかはFX投資家にとってもきわめて重要な事象となります。
しかしこの上昇相場をよくよく見まわしてみますと、必ずしも以前と同じような上昇爆上げ相場ではないことが見えてきます。

COTレポートでみると相場は全く活性化していない

ドル円の解説でもご紹介していますCOTレポートで見ますとS&P500は実需が若干買いを入れていますが、大口の投機筋は売りに転じている状況です。しかしどちらにしてもその保有ポジションはきわめて減少しており、相場に大きく乗り込んでいる向きが存在しないことがよくわかります。 

Data https://cotbase.com/

メリルリンチ調査で明確化するファンド勢のキャッシュアウト

バンクオブアメリカ・メリルリンチがプロのファンドマネージャーに行った調査によりますと、多くのファンドが過去10年、つまりリーマンショック後で最大のキャッシュポジションを高める動きをしており、その動きは昨年暴落して値を戻した後にも継続中であることが鮮明になってきています。

昨年10月から12月の2018年第四四半期は自社のパフォーマンスを守ろうとする動きから、多くの運用者がポートフォーリオのリスクを軽減するために保有株を売ったこととは直近の株式保有報告書などからも明らかになっているわけですが、足元の大幅戻り局面にまったく参加していないファンドマネージャーが確実に増加している模様で、去年までとはその動きが大きく変化していることがわかります。
これは昨年末に良好なパフォーマンスの結果が得られなかったことから解約が相次いだといった動きとは別に、市場に残ることができたファンドが今年に入ってからかなり守りの姿勢を強めており、足元の米株の大きな戻り相場にもほとんど関心を示していないことが見えてきます。
それでは今誰が一体米株を買っているのでしょうか?ポジションの増加も見られないとなれば、一つ考えられるのは売っていた向きが買い戻しており、それが増加につながっているということです。
COTレポートのポジション状況を見ても、この調査結果とはかなり合致する部分がある点が非常に気になります。

三尊天井という見方も

直近のNYダウのチャートを見ますと、足元の上昇の動きはひょっとすると三尊天井、英語ではヘッドアンドショルダーの右肩を形成しているだけなのではないかという厳しい見方も広がっています。

多少変形した形状ではありますが、これが昨年10月の高値を超えなければ間違いなく右肩だけ形成してその後は大きく下げるリスクもあるわけで、ここから新高値になるかどうかは大きく注目すべきポイントになります。
ウォール街では依然として強気を保っているミレニアル世代が多いようですが、もうひとつ気になるのはここ数年米株市場をけん引してきたFANG株がまったく振るわない状況でNYダウ自体が2万6000ドルに達成してもFANG株は昨年の勢いを維持できていない点が大きな相違点となっています。
チャート的にみると確かに上に抜ける可能性がないわけではありませんが、バフェット指数でまたしても140を超える水準というのはどう見ても高すぎで、しかも昨年からのけん引株はこの流れに乗っていないとなるとやはりヘッドアンドショルダーだけ作って下落する可能性も十分に想定しておく必要がありそうです。
ドル円がこれについていくとなるとどこかのタイミングで明確に現在のレンジ相場である110円を下抜けるリスクがありそうで、今週に大きな動きになるとは思えませんが、3月に入ってからは相当注意していく必要がありそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎
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