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長期じり安相場への参入は典型的なひとりよがりの死亡遊戯

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足元ではトルコリラの対ドル、対円の動きがかなり一息ついて大きく値を戻しつつあるように見えます。
しかし過去の新興国通貨の相場下落のケースを見ますと、一度の暴落だけでは済まないことが多く、二度三度とさらに危機に見舞われることが多いことから今の状況が果たして本当に一息ついたのかどうかは相当疑わしいものと言わざるを得ません。
トルコに限らず、新興国はここ数年の過剰流動性相場の恩恵でドル建ての債務を非常に多く持っており、また新興国に存在する企業のほとんどがドル建てで債権を持っていることから、その支払いにはどんなに自国通貨が下落してもドルを手に入れなくてはならないという極めて厳しい状況が待ち受けています。
トルコ系の企業も状況はまったく同じで、トルコリラが下げ止まったからそれで済む話ではなく、いよいよ「国のデフォルトの問題」も顕在化してきそうな状況になりつつあります。

長期のじり安相場にエントリーするのはまさに自殺行為

ところでトルコリラ円の強制ロスカットは15円に近づいたところでほぼ終了したようで、残っているのは「レバレッジ1倍程度」の最後まで貼りつくタイプの個人投資家のみの状況のようです。

店頭FX業者の説明ではトルコリラ円の暴落のほぼ3分の1程度はこうした個人投資家の最後の強制ロスカットによるもののようで、損失を出した総数や被害総額は全くわかりませんが、多い人になると1000万単位のお金をこの暴落で溶かしてしまったようで、状況はかなり深刻です。
このトルコリラ円相場、新たな通貨になってからの月次の推移をみてみましても、この4年間は相場が元に戻ることはほぼ一度もない、長いじり下げ相場であったことが改めて理解できる状況です。
トルコリラ円 月足
毎月定期的に一定額を買い集めていくといったいわゆる「ドルコスト法」による買いもよく考えてみると長期のナンピンを継続しているだけですから、何の意味もないわけです。
本来ならばこの相場に参加している人のほとんどが気づくべきなのに、じり安相場が大きな不安を投資家に与えない非常に危ないものになっていることがわかります
まさに「茹でガエル状態」で一定の期間でしっかり損切りすべきなのに、だれも足抜けできずに最後の最後まで付き合ってしまい、結局追証も入れられなくなるほど資金が枯渇してすべてを溶かしてお仕舞いという非常に悪いパターンに入り込んでいることがよくわかります。
「金利の魅力」にとりつかれて失敗する人が実に多いのは嘆かわしい状況ですが、大きく下げる相場ならあきらめがつくものを「じり安相場」なのでかえって、追加資金を投入して失敗額を自ら大きくしてしまうというのが今回の暴落で損失を被った人々のほぼ同じスキームになっているのではないでしょうか。
もちろん高金利通貨取引でもうまくやっていける可能性はあるわけですが、買ったらそのまま放置し続けるのではなく一定のコストを割ったら必ず損切りをして相場から撤退するといった勇気をしっかり持ち併せていませんと、この手の相場は何度エントリーしてもうまくいかないことになります。
ツイッターの書き込みなどを見ていますと、そろそろ底値でやっと買い場が巡ってきたと楽観的なことを書いている方もいますが、まだこれが底値と決まったわけではないですし、ここからデフォルトになれば通貨としてはより深刻な状況に陥ることは間違いありません。
このトルコリラ円取引、どこに問題があったのかをしっかりと自己認識できないと、何度エントリーしても結果はまた同じことになるということだけは強調しておきたいと思います。
スワップ狙いの取引もテクニカルにエントリーして理路整然と取引しなくては何にもならないのです。
(この記事を書いた人:今市太郎
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