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ガクトコイン大暴落に見るICO事案の心もとなさ

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さて、昨日は米国が独立記念日で相場が動きませんでしたので、閑話休題でICO事案についてご紹介してみたいと思います。昨日大変な話題になったのが「ガクトコイン」ことスピンドルの大暴落でした。
自分の所属事務所の倒産すら防げない、テレ朝認定一流芸能人のオッサンがそもそも仮想通貨のICOに何をアドバイザーとして助言しているのかさっぱりわかりませんが、一年もたずにまさかの無価値化がやってきそうな恐ろしい状況が示現しはじめています。

マイナス84%~0.24円まで下がった脅威の下落力

スピンドルは通称「ガクトコイン」と呼ばれて芸能人の知名度だけで話題になった、ICO案件による通貨です。

仮想通貨というのはその言葉の響きだけで、買って保有していればいずれ「億り人」になるチャンスが訪れる”魔法の投機商品”というイメージが勝手に購入者に広く流通してしまうようです。
しかし、IPOは株式市場で集まった資金が資本金に組み入れられ上場した企業への出資ということになるわけですが、ICOについてはホワイトペーパーと呼ばれる一応目論見書のようなものが出るだけで資金を提供しても実際のところ、何に使われるのかはまったくわかりませんし、事業自体に利用されるのかどうかもよくわからないのが実情です。
しかも国内のICOに関しては発行企業は株券などの有価証券と違い、その年の当該事業体の売上としてカウントされてしまうので、ICOで集まった資金が課税対象になるという、きわめて心もとない仕組みのなかでICOを行っているわけです。
つまり、ICOイコールネットでおこわわれるIPOの資金調達の一種と考えるのは大間違いです。ICOで発行されるトークンなり仮想通貨はなんの事業も始まっていない中では、単なるデジタルアセッツ販売の対価を証明するものに過ぎません。
その後にまともに換金できるかどうかもまったくわかりませんし、今回激下げしたガクトコインことスピンドルも仮想通貨のICOであるということはわかりましたが、集めた資金をどのように利用して事業化をはかろうとしているのかの全貌はさっぱりわからないのです。
一定のICOによる仮想通貨の販売が終わってみると、流動性などほとんどなく、だれかが大量に売りに出してみたらいきなり流動性が枯渇するパニック状態でとめどもなく下げてしまったというのが実態なのだろうと思います。
とにかく一瞬にしてマイナス84%を示現してしまうわけですから、その下落破壊力だけは驚異的なものがあり、ここからどこまで壊れていくのかが逆に見ものになりつつあります。 
Data CoinGecko 
まあこの手の商品の面白いところは、最安値をつけると必ず拾いに行く「もの好き」がしっかり存在することで、当初4円をつけてから延々と下げ相場をを続けてきたスピンドルも、タダ同然になったところで大きく価格を盛り返しているというなんとも皮肉な展開となっていることが窺われます。
株式ならば事業主体の業務の中身から価値を分析して投資価値があるのかどうか、先行きの価格予想も可能ですが、仮想通貨発行をめざしたICOでは嘘か本当かもわからないホワイトペーパーだけしか判断要素がないため、そもそものフェアバリューが全くわからず、まさに市場のセンチメントだけでこうした乱高下が起きるわけですからたまったものではありません。

この手の商品に資金が集まりダメになるのはバブル末期の症状

当該仮想通貨の俗称となっている「ガクト様」のほうは年初の正月に一流芸能人の番組に登場する以外にはほとんどお姿を見ません。

また、歌を歌っているところも見たことがない状況で、最近のトピックとしては所属しているガクト一人の事務所が倒産して、このコインが下落したことぐらいしか話題はありません。
仮想通貨、有名人というキーワードだけで異常に人気がでたものの、その中身は実際にICO後もさっぱりよくわからないというようなものは過去にもバブル期の末期によく見られたもので、こうしたことが起きること自体中央銀行バブルの終焉を強く感じさせられる次第です。
もともと市場参加者のほぼ全員が上昇を期待して投機目的で購入しているこうした「不思議系仮想通貨」は正直なところゼロ円になってもまったくおかしくない訳です。
とくに売りがかさみはじめると流動性などまったくなくなりますから、パニック状態が起きれば毎回投げ売り祭りが開催されることだけは容易に予想されます。
そもそも特定国の政府や金融当局が発行している通貨の数が200に満たないのに、訳の分からないもので仮想通貨を名乗っているのがすでに1000を超えるというのは明らかにおかしな状況で、「火葬通貨」と揶揄されるだけのことはあるのが現状です。
仮想通貨クラスタにはかなりのFXユーザーが移動して売買を行うようになっているようですが、金融市場自体に異変が生じて、相場全体が大きく下げる局面では泡沫仮想通貨が一気にダメになって至上初の無価値という事態に追い込まれることも十分にありますので、十分にお気をつけいただきたいと思う次第です。
ここのところの金融市場の下落局面では、暴落を知らない子供たちが大きくなった、いわゆるミレニアル世代が米国でも相場の下落局面を押し目とばかり買い向かうのでなかなか相場が大きく下がらないという不思議な現象が起きています。
しかし過去の暴落局面では押し目と思って買い向かった向きが、その後さらにおおきな雪崩に巻き込まれて行方不明というのがお決まりのパターンであっただけに、ガクトコイン
でも垣間見られる底値の買い向かいには相当な注意が必要です。
今世界的に投資基金に対するヘッジ売買が強まっており大量の資金が米国へむけてレパトリ過程にあります。仮想通貨も十分な注意が必要な時間帯にさしかかっていることだけはお忘れないようにお願いします。
(この記事を書いた人:今市太郎
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