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新興国通貨危うし~当面買いは控えるべきか

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5月から突然強含むようになったドル高ですが、ここへきて新興国通貨はドルが強く、しかも米債の利回りが上昇していることで覿面にやられはじめており、どうもその被害は深刻な状況にさしかかってきているようです。
とくに高金利を売りものにしてきた新興国通貨のトルコリラはかなりの惨状であり、最近国内でも注目が集まっているメキシコペソも単に金利に目がくらんで購入するのは一拍置いたほうがよさそうな雰囲気になりつつあります。

トルコリラはもう一段下げる可能性すらありそう

まず国内では南アランドについで高金利通貨として人気を博してきたトルコリラですが、S&Pの格下げを受けてかなり下落したものの、なにか対策が出るのではないかとの期待から一旦戻りつつはあるものの根本的な状況はなんら変化しておらず、ここからさらにドルが強含むような状況になってくれば、もう一段下げる可能性を秘めており、予断を許さないところにあります。

日足で見てもとにかく年初から下げっぱなしの状態でそれなりのスワップがとれたとしても全く採算が合わないラインに陥りかねず、相当慎重な売買が必要になりそうです。
とくに高金利通貨はその魅力から下落局面に買い下がる向きが多いわけですが、これが非常によろしくないナンピンのような状態になって損失を膨らませることになりかねない点には相当な注意が必要です。
高金利通貨の場合下げてもまだ金利で稼げると多くの市場参加者が同様に思うことから結局どうにもならなくなって強制ロスカットでお仕舞いになるケースが非常に多く、単に毎月のように下落局面で買いを増やしてもドルコスト法でもなんでもない言い訳投資になってしまう点には相当な注意が必要です。
この通貨の場合石油が出るわけではないですし、エルドアンという独裁者が大統領に居座り、隣国がシリアという何をとってもひとつとしてプラスになるものがないだけに、ドルが強含み過剰流動性からトルコに入りこんでいた資金が米国へと還流する事態になればもう一段以上相場が下落することは十分に考えられる状況となっているのです。

メキシコペソ円ももう少し様子見が必要か

またトルコリラよりもさらに売買コストの安いメキシコペソ円の場合にはかなり下値に近づいていますが、足元では利上げが見込まれていたのが先送りになっていることから対ドルで下落すれば対円でも下落の可能性があり、今がベストな買いタイミングではない可能性がありそうです。

メキシコペソは隣国の米国のドルと相関性の強い動きをすることで有名ですが、石油がでるのがかなりの救いでトルコリラとは多少状況は異なります。ただ、ドルが強い状況下では資金が引き上げられやすい国でもありますので、もうしばらくは様子を見ることが肝要になりそうです。

アジア通貨は対ドルで軒並み3%以上安

直近のドル高状況ではアジアの主要通貨が軒並み対ドルで3%程度下落しており、さながら1997年のアジア通貨危機の再来を連想させるような雰囲気が漂い始めています。

いまのところそこまで深刻な状況には至っていませんが、過剰流動性の中で新興国に深く入り込んだ資金が米国へと一斉に引き上げられるような事態になりますと状況は想像以上に深刻なものになりかねず、ここからのドルの動きにもう少し様子をみるべき時期にさしかかってきているようです。
FRBのパウエル議長は大した問題ではないとしているようですが、このまま6月に追加利上げを行った場合状況が大きく変化するリスクも残されており、相場を引続き注意深く見守ることが必要です。下手をすれば米国株式市場のゴルディロックス相場を崩しかねない火種が今のドル高といえます。
(この記事を書いた人:今市太郎
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