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2017年夏から秋にかけて為替はどうなる?

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今朝のモーサテには吃驚したというのが本音だろう。私の大嫌いな尾河真樹が、私と同じような説明をし始めた。今まで、私は、「ユーロ>ドル>円」というように現状の通貨の強弱関係を記していましたが、彼女は「円<ドル<ユーロ<高金利通貨」と表記をしていて、今後の注目ポイントとしていた。
そこが、何もわかっていない彼女らしいのだが、この「円<ドル<ユーロ<高金利通貨」の表現はあくまでもクロス円ベースの表記であり、はっきり言えば、大間違い。
よくもまぁ、こんなまちがった表現をテレビで言えるよな、と思う。視聴者のことを考えれば円ベースで表現するのは適切なのだが、私流に表現をすれば、円ベースでも最強通貨は高金利通貨とは一切言えない。
なぜなら、肌感覚的にいえば、「ユーロ>高金利通貨>ドル>円」と表記するのがまともな感覚で、高金利通貨は決して、最強の通貨ではない。
なぜなら、高金利通貨は単に円安の影響で強いように見えるだけだからである。ドルベースで勘案すると高金利通貨はそれほど強くはなく、ユーロ、ポンドの一人勝ちのような状況である。
また「雇用統計」で賃金上昇の伸びが確認されているのに、「インフレ」になるとまたもや連呼、その根拠が薄弱すぎて突っ込みどころ満載すぎて笑ってしまう。
そもそも「インフレ」は通貨安を誘発するのに、その基本中の基本を無視して、人のことは言えた義理ではないが、本当にド素人と思う。
かんたんなことをいえば、円ベースで為替相場を考えるから突っ込みどころ満載になるのであって、為替の基本はドルを中心に相対的な強弱を考えて、そこから、円ベースを考えるのが基本中の基本なことをまるでわかっていない。
高金利通貨のクロス円は、なぜ、強く見えるのかといえば、ドルに対して円が弱いからであって、円が強くなった場合、すぐに反落するのは目に見えていることです。
つまり今の高金利通貨の円ベースでの上昇というのは砂上の楼閣であるということを説明する優しさが一切ない。なぜ、優しさがないか、それは理解していないからそういうことを平気でやるのである。
理解していないのに話しをする、それは私からみればド素人、ということに他ならない。

今後の予定

おそらく7月の下旬に予定されるジャクソンホールでの講演で「イエレン議長」は「FRB」の資産縮小を発表すると思う。そして前任の「バーナンキ」に倣って10月ころに縮小決定の発表をすることになると思います。

この場合、通貨供給量の見通しは、アメリカ縮小、そしてユーロは微増、円は激増となり通貨供給量での計算式は「アメリカ>ユーロ>円」となる。現在の強弱は、「ユーロ>アメリカ>円」になるので、万が一、通貨供給量によって、為替相場の強弱が決定するのであれば7月下旬以降にユーロの頭打ちが確認されることになると思います。つまりユーロが反転されることが予想をされるのです。
しかし、政治の場で、トランプが、ドル安をユーロと中国に強いているのでこのジャクソンホールでの講演と相反することになります。この場合、どのように考えればいいのか?ということになります。
先ず、アメリカの金利上昇に関しては、根幹的に資金需要がないから金利が上昇しないのは明らかであることです。「FRB」が「インフレ」に関して楽観的なのは、このドル資産縮小、つまり金融引き締めによってドルの供給量が減ることによって、資金需要が高まると考えていると考えるのが妥当であろう。
つまり、秋以降は、金利が上昇すると考えている節があります。アメリカの金利が上昇すれば、為替相場的に何が起こるかといえば、当然、レパトリが新興国、高金利通貨を中心に起こる。
ここで注目すべき点というのは、中国も新興国ということ。つまり人民元を売って、ドルを買う、つまり人民元安ドル高になるのです。現在は人民元高円安の構造になっているので、人民元安になれば、自動的に円高になるのです。
ついでに韓国のことを書けば、円高になればウォン安だから韓国は瀕死の重傷なのに、楽観をしているのです。国際的にも円高になるのは自明と思うのですが、日本の専門家はなぜ、円安、円安と騒ぐのか、意味がわかりません。
アメリカの金利上昇の決定打はトランプのインフラ投資になりますが、これは民間のお金を使うもので、政府支出は見込めない状況です。金利は政府が主導して金利を上昇させることはないと思います。
ユーロに関しては自国で資金調達ができることがほとんどになりますので、レパトリはほとんど起こらないことをきちんと考察しておくべきであろう。とにかく、新興国はなぜ、新興国と言われるのかといえば、借金が多いからです。
現在、ユーロにレパトリが起こっているのは、ユーロに「政策金利」上昇懸念があるからです。市場金利はすでに上昇しているからレパトリが起こっています。
ユーロオージー、ポンドオージーなどの最近の急騰をみるとレパトリの怖さがみて取れます。ヨーロッパオセアニアの通貨ペアで今、起こっているのは完全にレパトリです。ドルに、レパトリが起こる場合には、主に人民元からになります。人民元安になれば、相当な円高になるであろうと予想します。
(この記事を書いた人:角野 實
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