雇用統計

雇用統計とは、各国の雇用の状況を示す統計データです。

失業率の上下などに注目が集まる

雇用統計の中でも、失業率の上下などには、多くの投資家の関心が集まります。
というのも、失業率が上昇した場合には、企業が人員削減を行っていることがわかり、企業業績が悪化しつつあることが理解できます。逆に、失業率が改善してくれば、企業の収益拡大が予測できます。

雇用統計の発表が相場に影響

雇用統計、とりわけ、アメリカ合衆国の雇用統計は、為替や株式、債券などの相場に大きな影響を与えることがあります。なぜなら、雇用統計の内容によって、中央銀行が金利を上げ下げするなど、金融政策に変化が出る場合があるからです。
金融政策に変更があれば、金利変動によって為替相場が動くなどの影響が想定されます。雇用統計の発表前には、雇用統計に中身を見極めたうえで取引を行いたいと考える市場参加者が増え、取引が低調になることもあります。
逆に、雇用統計の内容を予測し、雇用統計発表前後での相場変動による利益を狙う投資家も見られます。
   

信頼性に疑問符が付くことも

多くの投資家が関心を向けている雇用統計ですが、「失業率」の定義があいまいであることなどから、信頼性に疑問符がつけられることがあります。
また、速報値と確報値に差が生じる場合などもあるのです。ただ、誤差の発生や測定方法に対する疑問などが出てくることはほかの統計にもあり得ます。
雇用統計に対して疑問を呈する声が聞かれるのは、それだけ雇用統計に対する関心が高いことを裏付けていると考えられます。