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ロングもショートも切らされた過酷なドル円

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フランス大統領選の結果が判明した今週の為替相場ではドル円の動きが後からみればわかりやすかったものの、いまひとつその上下動についていかれなかったトレーダーの方も多かったのではないでしょうか?
まだ本日はロンドン、NYタイムも残しているわけですが、一週間のここまでの動きを再度ここでおさらいしてみたいと思います。

投機筋と機関投資家が入り乱れる判りにくい相場

リアルな為替市場では誰が買っているのか?ということは「インターバンク」以外の一般的な市場参加者には全くわからないわけですが、その動き、つまりプライスアクションを見ていますと誰が市場に登場しているのかはおおよそ予測がつくことになります。

さて、上のチャートがほぼ今週のドル円の1時間足のボリンジャーバンドですが、週明けマクロン勝利でアジアオセアニアタイムのきわめて早い時間に113円台初頭まで吹き上がったドル円は東京タイムには早々に窓を埋めてしまう展開になりました。
その後は113円台に戻ることもなく、ロンドンタイムには逆に下押しさえでて112円台初頭にまで押される展開となったことから、もはやフランスの大統領選結果は「織り込み済み」と誰しもが理解せざるを得ない動きとなったわけです。
ところが9日の午後7時過ぎに底値をつけてからぐんぐん上昇をはじめたドル円は、NYタイムに一気に上昇する動きとなり簡単に113円乗せを示現することになります。
そして翌日もそのまま買いあがる動きを見せ、これまたNYタイムの10日午前2時には114.320円まで上昇というほとんど113円台を素通りする動きとなりました。
市場の後講釈から考えますと、すでに112円台でゴールデンウイーク中にリーブオーダーがつかなかった生保をはじめとする機関投資家が外債の投資資金を確保するために、この段階からドル転に動いた可能性が高く、ここまでに戻り売りを行った投資家は悉く踏み上げられる展開となってしまったわけです。
しかし10日の朝5時近く、NYタイムに引け際に北朝鮮がまだ核実験をする気満々であるといった報道がヘッドラインに流れてからは、一気にドル円ロングの投げが入ってあっという間に113.621円まで大きく下落する展開となってしまったのです。
機関投資家だけならここまでの投げは出ないはずですから、やはり8日、9日と買い上げた中にはそれなりに短期の投機筋もかなり混ざっていたことがわかりました。
ドル円はいよいよ上昇基調だと思われたロング勢はここでかなり切らされることとなりますが、10日のロンドンタイム以降またしても延々と買いあがりが示現して、一旦収まったと思った機関投資家の買い残りが相場に登場して114.362円まで情趣する動きとなってしまったわけです。

買いが引かないから下がらない相場の挙句の果てが大幅下落

明けて11日の東京タイムは114円台まで上げた相場がまったく下がる気配もなく狭い範囲で上下する動きとなりましたが、気がつけば114.360円以上をつけることがなく、114.400円から上には何かの売りが固まりでありそうなことを予感させられる状況となりました。

案の定そこからは徐々に下値を切り下げて114円台の維持が危うくなる展開となりましたが、NYタイムに大きな下落となり113.460円レベルまで下落することで、そこまでのロング勢は悉くポジションを投げさせられることとなったわけです。
ここでさらに下落するのではとみた一部の投資家がショートで相場に参入したようですが、一転して何事もなかったかのように114円台手前までまた延々と買いが入る展開となり俄かショートも踏み上げられてあえなく損切りとなって12日の東京タイムに到達しているといったわけです。
本日はまだ大きく買いあがる動きにはなっていませんので、本邦機関投資家の買いもすでに一巡した可能性が高そうです。
後から見れば大した話ではありませんが、114円台にするする上昇してはあっという間に毎回60銭近く簡単に下落してはまた戻るという動きになるわけですから、けが人が多く出るのも当たり前です。
確信的に上昇すると見て、下げたら買って高値にきたら必ずリカクをして宵ごしのポジションはもたないといったポリシーの投資家以外は、ポジションを保有していればなんらかの損失に直面した形となってしまったようです。

米債金利の状況だけから見ればドル円は6月FOMCまで下げづらい

こうなるとこの先ドル円は一体どうなるのか疑心暗鬼の方も多いと思います。

楽観的な為替アナリストは「120円方向が見えた」などと無責任なことをメディアに書き始めていますが、ドル円相場を動かす原動力となっている米国の債券金利の動向から見ますと明らかに上昇傾向が続いていますので、次回の利上げが確定するまではドル円もかなり支えられる動きになりそうであることがわかります。 
Data Blooomberg
また「シカゴIMM」における投機筋の米10年債売買保有動向でみますと、4月以降投機筋が猛烈に10年債を買う動きにでていることから、金利が上昇して価格が下落する動きになればこの連中の大量の投げがでることが予想され、どうも債券金利は下がる可能性がないことからドル円も上昇を維持しそうな気配となっています。
とはいえ、相当ドル円は上下にブレながら動いていますので、利益が乗ったらしっかりとリカクしながら前に進み、上下双方向の動きに耐えられるような取引をすることが重要になりそうです。言うは易しですが、実際の売買はかなり難しい一週間となってしまったことは事実です。
(この記事を書いた人:今市太郎
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