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トランプ会見を通じて投機筋の売買手口を学ぶ

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1月第二週となった9日からの5日間も結果的に見ればかなり激しい相場展開となり、もちろん儲けを確保できた方もいらっしゃると同時にかなりやられてしまった方も多かったのではないでしょうか?
特に政治的なイベントは人為的に展開するものですから、それまでのチャートの動きを遮ってまったく異なる動きが示現することが多くなりがちですが、それも相場の裏側で仕掛けている輩がいるからそういうことになるわけで、決して自然発生的に相場が動いているわけではないことはよく理解しておく必要があります。
20日(日本時間では21日の未明)にはトランプの大統領就任を控えていますので、また一波乱ありそうな予感がしますが、ここで一旦今週いわゆる投機筋と呼ばれる向きがどのように売買をしかけ、結果として相場がどう動いたのかについておさらいしておきたいと思います。

会見前に猛然と買いあがったのはイベントドリブンファンドの仕業

11日から翌日12日午前1時までの相場をご覧になっていた方はご存知のことと思いますが、11日の東京タイムは上下に振れていたドル円でしたが、同日のロンドンタイム以降猛然とその相場は上昇しはじめることとなり、会見の直線には116.800円レベルを試す展開となりました。

トランプ会見は1時ジャストから本人が登場したわけではありませんでしたから116.800円超のレベルで相場は高止まりすることとなります。
その後倫理面での釈明やCNNとの小競り合いやロシアの話などが登場してどうも市場期待と異なることがわかってきてから一転売りが強くなり会見が終了した段階では114.249円まで下落することとなりました。
まずこの時間帯では「イベントドリブン」ファンドと呼ばれるイベントを利用して相場に乱高下を作り出す投機筋が事前に仕掛け買いを行ったことは明白です。
このやり方は2015年あたりの「日銀の政策決定会合」直前にも見られたやり口ですが、11日のNYタイム直前からの買いあがりもかなりの勢いを伴ったものとなり、ロンドンタイムのスタート時からざっと1円以上ドル円はなんの材料もなく急騰することとなりました。
イベントドリブン」ファンドは勝手に結果のいかんに係わらず相場を買い上げることになりますから、チャートを見ているFXニュースなどトランプ期待から相場上昇などと書き立てることなるわけですが、この場合市場全体が期待しているわけではなく様子見で動かない中、こうした投機筋が相場を牽引してそのレベルを無理やり持ち上げることになるわけです。
もちろん一部の個人投資家やそのほかのファンド勢もそれにのってついていくことも見られますから、一旦相場が上昇に動き出すとあとは持ち上げていくのも比較的楽になるのかもしれません。
しかし会見内容で経済政策にまったく触れられないことが明確になったあたりから一転して相場は下落しはじめます。
そこまで買いあがった「イベントドリブン」ファンドが反対売買を行い始めるからで保有分を投げた以上に売りを積み上げたかどうかまでは判りませんが、少なくとも上昇過程でとれた利益は確保することができるわけです。

翌日さらに売り浴びせで下値を試す展開

明けた12日ドル円は一旦東京タイムの序盤で、115円台中盤まで戻りますがそこからさらに崩れだしロンドンタイムの序盤の日本時間の午後5時すぎに113.746円まで下値を試す展開となっています。

この翌日のあたりになると「イベントドリブン」ファンドは事前の買い上げ分をすべて吐き出したあとになりますから戻りを新たに売ってきているのかもしれません。
しかし毎回ご紹介している月足の20ヶ月移動平均線が位置する113.700円あたりはNYタイムでも何度となく下押しを試みたものの逆に買い向かうファンドもあったようでそれ以上さがらず、今度は「ショートカバー」がでてNYタイムの終焉時には114.800円近くにまで戻ります。
それでもショートがかなり残った相場は下がらなくなり、今度は13日の東京タイムで上昇に転じ115.300円近くまで上昇することとなってしまいます。この状況では買いあがったというよりは損切りの反対売買がでて相場が持ち上がってしまったのでしょう。
そしてNYタイムは週明けお休みということもあって大きな下落にはならず114円前半から115.500円手前までを往復して114円台中盤にまで値を下げて相場を終了しています。
あとから振り返ってみるとなんだこういうことかという感じですが、相場のすべての時間帯で投機筋がどう動いているのかを判断することは難しいものの、イベントの直前に意味もなく猛烈な買いが入るということはどこかで同額の反対売買を狙った「イベントドリブン」ファンドが画策していることは想定しておいたほうがよさそうです。
また下値を試して下げの底が見えると今度は反対に買い上げて上値の上限も確認しにいくのがファンドのやり口になりますからトレンドをなくした相場は自ずと上下に振れやすくなるわけです。
週明け今度は上値をどこで試しにいくかですが、20日の大統領就任式ではトランプはさすがにあらかじめ用意された原稿を読むはずですから一旦期待で買いあがることになるのかも知れませんが、上限が見えてくるとまた下値を試すという複雑な展開になることも想定しておくべきでしょう。
こうした「イベントドリブン」は毎回登場するわけではありませんが、驚くほど事前に買いあがる相場になったときはその存在を意識しておくことが重要になりそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎
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