高圧経済発言はクリントン政権用のお膳立て
今年10月突如として「イエレン」は高圧経済なる聞き慣れない言葉の政策を講演で持ち出し、当面利上げペースを緩慢にして「中央銀行」バブルを温存する政策の継続を示唆しましたが、これはあくまでクリントン政権誕生にあわせて、年明けのハネムーン期間を無難にやり過ごすために持ち出された話しで、トランプ政権の猛烈な減税と財政出動を視野に入れたものではまったくないことだけは明らかです。
2017年利上げ3回以上となれば市場が嫌気するのは間違いなし
新債券の帝王と呼ばれる「ジェフリー・ガンドラック」は、国債金利が2.35%を超えれば経済が悪化するとしていますが、既に10年もの国債は2.5%に近い水準にまで上げていますし、今後5年では米国の長期国債は6%まで上がる可能性を示唆しています。
そもそも2018年以降イエレンは継続できるのか?
大統領選挙時に「イエレン」の仕事ぶりはサイアクだ。俺が大統領になったら、あんなやつ絶対再任しない!と吼えていたトランプのイエレン首発言は今のところ影を潜める形になっています。
金利上昇は確実に米国の株式に悪影響を及ぼす
これまでも金利上昇が明確になると米国の株式市場は低迷することになりましたし、なによりここ数年非常にボリュームの大きかった企業の自社株買いが止むことだけを考えても上伸はさえぎられることになります。また活況を呈してきた住宅市場に水をさすことになるのは間違いない状況です。