ドル円は思い切りひきつけて買い場探しがお勧め
「トランプ大統領+上下両院共和党」という三種の神器が揃ったことで、とにかく株価も為替も思い切り下げる可能性は高く、米国の相場がはじまったところでさらに下げるということも考えられますので、ここまでひきつけてからエントリーするかは難しい問題ですが、ドル円の場合一旦90円台初頭まで突っ込むことがあれば絶好の買い場と考えていいのではないでしょうか。
米系ファンド勢は米国株下落で買い向かいとなる見込み
すでにこのコラムでも一部ご紹介していますが、米系のファンド勢はトランプ大統領誕生にまったくリスクを感じていない模様で、不動産屋が中心のトランプが自分のビジネスの大きな損失を招くような利上げなどは絶対行わないと思われることから、むしろ巨額の財政出動で、政策発動当初については驚くほど株価が上昇することを想定して買いを入れてくる模様です。
12月のFOMC利上げも微妙に
さて、ここから興味深いのは12月の「FOMC」がどう対応することになるかです。トランプとは一切関係なくさっさと利上げを行うという見方もありますが、異常に市場の動向に神経を使う「イエレン議長」が果たしてそうした動きを加速させることになるのかどうかがかなり見もののなりそうです。
事前予想がまったく当たらない世の中
足元ではAI・人工知能ブームでビッグデータも人工知能が分析すれば、たちどころに人間では集計できないような事態も正確に予測可能などといわれましたが、米国の大手メディアの事前分析は酷いものになりました。