前々からリスクは語られていたドイツ銀行
「ドイツ銀行」については昨年あたりからそのリスクが囁かれ続けてはきたものの、話題としては途切れ途切れになっていたのですが、今回「IMF」から正面を切って金融リスクの根源に近い形で指摘を受けたことから、この先一体どうなるのかが大きな注目点になりそうです。
デリバティブ取引では数千兆円の取引額を抱えるドイツ銀行
「ドイツ銀行」はとにかく莫大な規模の「デリバティブ取引」をしていることで有名で、日本円にしても数千兆円規模の取引を抱え、どれだけの損失額があるのかもよくわからないと囁かれてきた存在です。
IMFはドイツのほかの金融機関のリスクも指摘
さらに気になるのは、このレポートにおける「IMF」によるドイツのほかの金融機関のリスクに対する指摘です。
ジョージソロスはいち早くドイツ銀行を売っていた
「UK」のEU離脱騒動であれこれ「ポジショントーク」を展開していると見られていた「ジョージソロス」は、なんと「ドイツ銀行」を売っていたそうで、今やUKのEU離脱問題よりも欧州全体の金融機関の危機、とりわけドイツ銀行リスクの高まりの方が断然大きな問題になりつつあることがわかります。
リーマンのときも前から認識されていたサブプライムのリスク
丸8年が経過しようとしている「リーマンショック」のことを思い浮かべてみても、「サブプライムローン」に端を発する問題がおき、結果的に「リーマンブラザース」の突然の破綻で大きく火がつく結果になりました。