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米財務長官発言で一転巻き戻ったドル円

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本邦勢がゴールデンウイークの連休で不在の3日、ドル円は事前の予想通り105.500円に近いところまで売り込まれましたが、同日のNYタイムでは一転大きく買い戻される形となりました。
最初は単なるショートカバーかと思われましたが、ルー財務長官の「日本は、国際的な為替の取り決めに沿って行動している」と、これまでの言い方から完全に手の平を返したような発言が出たことから、ドル円相場は大きく買い戻されることになり、4日のオセアニアタイムでは107.500円近くまでショートカバーが入るというかなり強引な展開となりました。

真意はわからないがなんらかの政治的妥協か?

本邦勢にとってはさっぱり意味のわからないルー財務長官の発言ですが、その意味合いを感じ取ったネイティブな「投機筋」は一目散にドル売り円買いをひっくり返して買い戻す動きを加速させています。

単に仕掛け売買でストップロスが刈られてだけかと思いましたが、ドル円はすでに107円中盤まで戻す展開となっており、おそらくなにかの政治的妥協あるいは駆け引きがあったことを敏感に感じ取っているように見られます。
とはいえ日銀が緩和を見合わせたレベルはもう少し上の108円ということになりますので、これが連休中にどこまで戻すことになるのかが注目されるところです。

介入をおこなわない現状を評価したものだけというみかたも

その一方で、ルー財務長官は足もとで単純に日本が「為替介入」に入っていないといことを評価しただけなのではないかという見方も登場しています。

このルー長官の発言だけで介入に理解を示したと考えるのは、曲解しすぎであるといわれれば確かにそんな感じもしてくるところです。
ただ、スムージングにしても介入は他の主要国も見ている、いわば衆人環視の中のオペレーションになりますから、米国が理解を示したぐらいで簡単にできるのかという問題もありますし、なにより伊勢志摩サミットの前というタイミングも決してよろしいものではない状況で、相場は確かに戻しましたが、実は何も状況には変化なしという観測もわからないではないものとなっているのです。
そのぐらい海外の「投機筋」は神経質になりながら、介入リスクと向き合っているのだということは、今回の動きでよくわかった次第です。

突然の2円近い戻しで方向感を失った相場

こうした不思議な動きが突然示現してしまいますと、一体どちらを向いて売買すべきなのか非常に迷うところですが、大枠では下落局面が続いていることは確かですから、しっかり戻りを待つようにするのがこのタイミングでは重要になると思われます。

また6日には「雇用統計」もありますので、最近のトレンドであるいい数字がでても戻り売りが継続することになるのかどうかが注目されるところです。
今回105円台をつけたところで一定の達成感が「投機筋」に出たのかどうかが問題になりそうですが、当面の下げの目処である105円台までは到達したことから、今後下落があるとしても夏に向けて日柄調整が出る可能性もありそうです。
ゴールデンウイーク期間中はアジアタイムを中心にとにかく場が薄いので仕掛けで相場が巻き上げらているのか、相場に対する見方の変化から買い戻されているのかがよくわからない状況ですが、6日になれば、そのあたりはかなりはっきりとした動きになって見えてくるのではないでしょうか。

企業の想定レートはまだまだ上

連休前に「生損保関係が想定する年度末のドル円レンジ」がメディアで発表されていましたが、大方の生保は115円以上を想定しており、レンジとして100円まで見込んでいるところが非常に少ないのが気になるところです。

製造業関連は恐らくもっと高いところに社内レートを置いているはずですから、いきなり新年度から利益がマイナスにぶれているはずで、多少ドル円が戻しても今年は各企業の決算にダイレクトに影響がでそうな状況であり、夏にむけてのドル円相場の推移が気になります。
(この記事を書いた人:今市太郎
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