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EU離脱の国民投票まで2ヶ月切った英国

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早いもので2月に決定した英国のEU離脱をかけた国民投票までほぼ2ヶ月、10週間あまりとなりました。この国民投票はEUサイドにとっても重要な課題となるため6月の「ECB理事会」は投票後に開催されることになるなどスケジュールの調整も続いています。
事前の世論調査も各メディアから発表されていますが、現状ではほとんど五分五分の状況で、調査結果が公表されるたびに多少ポンドは動いていますが、まだ決定的な動きにはなっておらず、どこでどう参入することが利益になるのか、なかなか判断が難しくなってきています。
そんな英国の国民投票に向けてのポンドの取り組みについて纏めてみたいと思います。 

ひとつの国に見えて複雑な英国

日本人目から見ますと英国はひとつの島国というイメージが強いものですが、実際には4つの異なる地域と民族によって構成されているのです。

イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドがそれで、この中ではイングランドの人口がもっとも大きく全体の84%を構成しており、スコットランドが8.4%、ウェールズが4.8%、そして北アイルランドが2.8%という順になっています。
このうちスコットランドは機会があれば英国から独立したいと思っている人たちが多く、その割にはEUには残りたいという希望が強いことから今回の選挙結果を受け、万が一離脱過半数となった場合にはまたしても独立問題が浮上することになり、話は非常に複雑なものへと発展する可能性があります。
またイングランドで残留希望が5割を切って47.5%になったとしてもそれ以外の地域がすべて残留支持ですと英国全体としては残留となることから、最後の詰めの部分でこの3地域の動静がものをいうことになるという、これまた、現地にいないとよくわからない投票構造を抱えているのです。

5月からは地区ごとにテレビ討論も開始

各地区では今後テレビによる徹底討論会も開催されることから、こうした番組を通じて住民の意思がかなり明確になって世論調査に現れることが予想されます。

しかしこうした世論調査結果は2年前の「スコットランドの住民投票時」でも二転三転していますので、ポンドがはるか前に高値だったときに売り持ちにしているといった状況でないかぎり、迂闊に売りでポジションを保有しても踏み上げられる可能性があり、日ごろからポンドで取引をしているトレーダーにとっても今回のテーマで売買するのはかなり難しいことがわかります。
また前回の「スコットランドの独立問題」でも話題になった世論調査サイトであるYouGovの結果などもこまめにチェックする必要がありそうで、英語に慣れない投資家にとってはなかなか骨の折れる作業になりそうです。⇒ https://yougov.co.uk/

キャメロン首相のパナマ文書がらみのスキャンダルはEU離脱派に有利

すでにご存知の方も多いと思いますが、このタイミングで「キャメロン首相」が「パナマ文書」のスキャンダルに巻き込まれており、亡父の資産の問題や実母からの資金贈与など次々と問題が露呈して、いまやその釈明に奔走させられる事態となっています。

この件で首相が6月23日までに辞職することはないというのが英国内でのメディアの見方ですが、国内での辞任要求運動も過熱化しており、どうなるかはまだよくわからない状況です。

離脱有利が選挙で決まっても実施は2年以上先

また、ひとつしっかり理解しておかなくてはならないのは、今回の投票で離脱支持が過半数になったとしてもEUとの交渉で離脱が現実になるのは2年以上先になるということです。

つまり選挙結果を受けてすぐに離脱になるわけではないことも考慮しなくてはなりません。
一般的に英国も出口調査の精度がかなり高いのが特徴ですから投票後の調査結果で売るのか買うのか即時に判断しても取引に間に合う可能性もあり、このあたりの選挙のプロセスのどこでポジションを作るのかがかなり重要になってくるものと思われます。
一旦大きく売り込まれても事実がでて買戻しになり市場が落ち着きを見せる可能性も高いわけで、大きく下落するとしても一方向に行きっぱなしになるかどうかは実際に動いてみないとよくわからないところもありそうす。 

ポンド円かポンドドルかユーロポンドか、それが問題

前回ポンドについて触れたときにも書かせていただいていますが、同じポンドの取引でもどの通貨ペアで勝負するかが大きな問題になります。

ポンドドルは市場ではもっとも強烈な下げを記録する可能性のある通貨であり、ユーロがこの時期に引きずられて下落すれば、ポンド円という仮想のクロス円通貨ペアはポンドドルをさらに増幅させた、とんでもない下落の動きになる可能性を持っています。
もっともマイルドなのはユーロポンドで実需の取引もあり、英国離脱となればユーロも売られることになるため、ユーロとポンドの世界ではポンド売りにはなるものの、ドルストレートでのポンドよりは動きは抑えられることが予想されます。
まだ二ヶ月の時間が残されていますので、博打のように一発勝負するのではなく、それまでにチャートをよく見続けてしっかりレベル感といったものを見につけることが必要になりそうです。
全体としては英国外にいるものにとっては、リアルタイムで全容を把握することは非常に難しく、ネットで世論調査などが開示されるたびに相場が上下するような状況では、かなりそれについて取引することは難しいのが現実の状況です。また早めにポジションの仕込みを行っても、それがベストタイミングであるかどうかを見極めるのがかなり難しそうです。
あえてポンド円に挑戦するならばユーロとの絡みなどで大きく戻した瞬間にすかさず売りを入れてみて、世論調査で離脱有利が伝えられて大きく下げれば、本選挙を待たずにこまめに利食いをしてまた臨むといった臨機応変の対応が必要になってきそうです。
選挙結果に絡むことがもっとも大きな利益につながりそうなのはもちろんですが、リスクも高くなりますので、この選挙戦を
通してトータルで利益を積み上げるようにする戦略をとってみるのも面白い考え方といえます。ゴールデンウイークも近いことですから、このあたりをじっくり考えてみてはいかがでしょうか?
(この記事を書いた人:今市太郎
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