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自動売買を尻目にループイフダンが人気の背景

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2013年あたりから、それまでも存在していたループイフダン系の仕組み売買と呼ばれるサービスが急激に注目されるようになり、広範に大流行の兆しとなっています。
ループイフダンという言葉は正確にはアイネット証券のサービスの登録商標ですが、要はイフダンを繰り返し何回も自動的にしかけることができるサービスのことがこう呼ばれているもので、この仕掛け方にそれぞれ各社工夫をこらしているのが特徴となっています。
多くのサービスはアルゴリズムによるもので特許もとられていることから、その内容をめぐって法的な紛争まで起こるほどのエスカレートぶりで店頭FX業者の力の入れ様が伺われる状況となっています。
現状でこの手のサービスのベースを提供しているのが、「マネースクエアジャパン」「アイネット証券」「ジャパンネット銀行」「YJFX」「外為オンライン」「インヴァスト証券」の6社で、ひまわり証券やFXブロードネットなどは他社のサービスをキャリーオーバーで提供を受けてサービスとして導入しています。
   

シストレ自動売買ブームの下火と入れ替えに盛り上がる仕組み売買

2012年、市場ではアルゴリズム取引が注目され、裁量取引に限界を感じたトレーダーが強く関心を示したことから「シストレ」の自動売買が一躍注目されることとなりました。

しかし、その後3年を経過してロシアのシェアウエアであるMT4を使ったサービスを導入したマネックスFX、YJFXがサービスを終了することとなり、昨年1月にはMT4を積極導入していたアルパリが「スイスフランショック」で国内から消滅、FXCMも楽天に身売りとなったことからMT4の影は薄くなりつつあります。
一方イスラエルのトレーデンシー社のミラートレーダーをバンドルした「シストレ」のほうは、業者のサーバーを利用して簡単利用が可能ですが、4つから5つといったストラテジーを走らせると、その1つか2つが必ず大きなドローダウンを引き起こすことが多発しており、丹念にバックテストをしていてもストラテジーの選択がきわめて難しく、これも個人トレーダーに敬遠される材料となってきています。
導入した各社はそれぞれに工夫をこらしていますが、トレーデンシー社に直接投資を行った、インヴァスト証券がストラテジー提供数や追加の裁量売買機能などの導入などで頭一つ抜きに出ている以外は、それほど大きな動きにはなっていないのが実情です。
  

シストレのストラテジーは高度なアルゴリズムとは無縁の存在

ヘッジファンド」の高速取引やアルゴリズム取引の場合、ニュースのヘッドラインに反応したり「経済指標」のテキストを判読してリアルタイムの売買を行うことができますから、かなり高度な動きをすることができます。

しかし、FX業者が提供する「シストレ」のストラテジーがもっている売買ロジックはまったく別物であり、せいぜい2つか3つ程度のテクニカルチャートの売買シグナルをベースとして動いているに過ぎませんから、反応が鈍く、しかも相場の急変を察知するまでにかなり長い時間がかかるため、間違った方向にせっせと売買してしまうことも多く、なによりトレンドが出てからもその方向に売買するのに非常に時間がかかることから利益機会を逃すこともしばしばあるのです。
さらに所詮人がくみ上げたストラテジーだけに、「トレンドフォロー」や「逆張り」といってもどうも動きがよくわからない部分も多いのも大きなネックとなっており、利用頻度の高いユーザーほどストラテジー選択の悩みも多くなるところあたりが、利用者を限定的にさせる結果となっているのです。
そういったこともあり、ここへ来てむしろ「ループイフダン型」の仕組み売買へと利用者を向かわせることになっているようです。
  

仕組み売買の元祖はなんといってもマネースクエアジャパン

こうしたサービスの火付け役は2007年に導入された「マネースクエアジャパン」の「トラリピ」の存在です。M2Jではこの仕組み売買を加入者の6割以上が利用しており、しかもその7割が一定以上の利益を上げていると発表しています。

上に行くか下にいくかの為替の世界で、どちらかに行った場合にさらにその先いくらでリカクし、逆にいくらで「損切り」するかを事務的に設定できるところがイフダン機能大きな魅力となっているわけですが、これを複数繰り返せるようにプログラムしたのがトラリピの最大の特徴です。
これまでも一定の人気を博してきましたが、ここへ来て急に注目が集まるようになっているというわけです。
ただ、この会社はこのサービスを自由に利用するための取引手数料がきわめて高く1万通貨のドル円で300円ですから気軽にスキャルピングなどができるところではなく、しかも「スプレッド」も広いため一定のスイングトレードをすることが利用の前提となっており、個人の「デイトレ」以下の売買とはかなり趣を異にするものです。
※2017年7月31日より、マネースクウェア・ジャパンの 新たな口座開設のお申込みは停止されています。
⇒ https://www.m2j.co.jp/account/
  

各社からも同種のサービスが続々登場

仕組み売買に注目が集まるなか、各店頭FX業者も同様のサービスをローンチさせています。いかにこのサービスにユーザーの関心が高いのかを覗かせる状況といえます。

YJFXリピトレ

YJFXがトラリピを追う形で導入したのがリピトレです。トラリピと異なるのは売りも買いにも1回の設定でとれるところで、「レンジ相場」の場合には値の往復で利益を取れることになるのが魅力です。
ただし、トラリピのように複数のしかけをすることができないので次々利益を出していくという魅力には欠けるものとなります。
■外為オンライン
iサイクル注文外為オンラインが投入したiサイクル注文もトラリピを真似て導入したもので、アルゴリズムを利用して通貨ペアの「レンジ」幅を自動で認識・設定してくれるのが大きな魅力となっています。
ただ、最近M2Jからこの仕組みをめぐって特許侵害の訴えが出ており、プログラム上で重なる部分があるようですが、法的な決着はついておらず現在も利用が続いています。
■FXブロードネット
トラッキングトレード2014年にブロードネットから登場したのがトラッキングトレードですが、外為オンラインから供与を受けている仕組みで、中身はまったく同様のものとなっています。 
■インヴァスト証券
トライオートFX2014年の春に登場したのがこのトライオートですが、リニューアルでりトライオートFXとしてサービス精度が高まっています。
利益の取り方である仕掛けいくつものパターンから選ぶことができ、しかも裁量取引も可能なのが大きな特徴です。ミラートレーダーのサービスを投入しているインヴァストですが、仕組み売買も提供しているのは同社だけで、その力の入れ具合が伺えるものとなっています。

システム利用料はトレーダー負担

ひとつこのサービスを利用するときに注意したいのは、この手のサービスは顧客の利便性を高めるためのものであると同時にFX業者の利益を増やすためにできている仕組みであるということです。

通常の裁量取引では「スプレッド」に内蔵されたマージン以外業者には利益が入ってきませんが、こうした仕組み売買はシステム利用料を投資助言料という名目で請求されることになり、業者にとっては新たな利益機会になっているのです。
また仕組み売りに適用されている「スプレッド」も幅広いものが多く、ユーザーは通常の取引よりも余分にコストを負担する必要があるということです。
もちろん儲かればコストは問題になりませんが、こうしたコストを売買利益が吸収しなくてはなりませんから、個人が行っているような狭いスキャルピングには利用できるサービスではなく、一回あたりの利益も一定の値幅を刈り取る必要があることはあらかじめ認識しておく必要があります。
ただ、動きは明確であり、なにが行われているのか利用者がはっきり理解できる点は大きなポイントといえます。
自動売買から人気が移りつつあるのもこの動作の明確性があげられます。トレーダー不在でもしっかり代わりに稼いでくれるという点ではこうしたサービスを利用するのは、安全でわかりやすいといえそうです。
(この記事を書いた人:今市太郎
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