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ハイイールド債・コモディティ市場の異変

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8月に入って金融相場はいよいよ夏枯れか?と思いきや、相場の随所で異変が起き始めています。
この一つ一つの事象は為替相場にも少なからぬ影響を与えそうな状況であり、その理由をしっかり掌握することが求められそうです。

QE資金は相場に滞留しているのに流動性のなくなったハイイールド債市場

原油の大幅安が進行する中で「ハイイールド債」つまり「ジャンク債」が7月だけでも20%以上の下げを食らっておりデフォルトの危機に直面し始めています。

【ハイイールド債とは?【Wikipedia】から引用】
高利回りの債券のこと。投機的格付債、ジャンク債(ジャンクボンド)と呼ばれるものとほぼ同義である。
もともとエネルギー企業はハイイールド債で資金調達をしているところが多く、ハイイールド債市場の14%はエネルギー系と言われています。直近の原油先物価格の大幅下落がこうした債券の流動性を著しく欠くこととなっており、売るに売れない状況が市場に蔓延し始めているのです。
また、これを受けてハイイールド債のETFも既に価格下落が始まっており、ハイリターンを売りにしているはずの「ハイイールド債」がハイリスクでローリーターンの時代へと突入しはじめているのです。
こうしたETFの中でも有名なのが「iシェアーズiBoxxドル建てハイイールド社債ETF」ですが、以下のグラフのように既に価格は下落をはじめており、過去3ヶ月でその下落幅は3%に及んでいます。
米国のQEは終了したものの市場に出回った資金はまだ回収されておらず、過剰な流動性は金融市場で継続しているはずなのですが、実はジャンク債のような「ハイリスクハイリーターン商品」については投信設定をしている証券会社が購入する以外まともに流通しておりません。
つまり、この商品は「流動性を全く欠いた商品となっている為」ひとたび売り要因が浮上すると皆が売りに殺到して、大きく値を下げてしまうという独特の状況に陥っているのです。
このジャンク債市場の流動性低下は我々が傍で見ているよりかなり深刻な状況であり、一部のジャンク債にはデフォルトも出始めている状況です。

さらに深刻なCRB指数~既にリーマン後の最安値レベルに到達

為替をやられている方には馴染みがないかもしれませんが「CRB指数」というのはアメリカの商品先物取引所等で売買されている価格から算出され「国際商品先物指数」の事を指します。

ロイター/ジェフリーズCRB指数というのが正式名称で、この指数は1957年にアメリカのCRB社(Commodity Research Bureau)によって28品目の指数として開発され、その後修正されながら継続的に利用されているものです。
このCRB指数は、世界的な物価や景気の先行指標、特にインフレ動向の先行指標として注目度が高い指数ですが、最近になってこの指数が「リーマンショック後の最安値レベルにまで下落」する事になっており大きな話題となっているのです。

中国の需要減とともにボルカールールの完全適用も影響か

コモディティ市場の状況の変化は、中国の経済状況が影響を及ぼしているという見方がありますが、もともと中国市場のコモディティ買い付けは実需とは関係なく行われてきた節が強いです。

ですから、投機性が失われて投売りに転じることによって、あらゆるものの価格が崩れ始めていると見る向きが多くなっています。
また国内ではほとんど報道されていませんが、7月21日に米国の「ボルカールール」が完全適用となり、金融機関の自己売買が大幅に制限される事となると共に、傘下の投資ファンドへの資金投入も制限されるようになってきた事も、じわりとコモディティ市場に影響を与え始めている状況です。
こうした債券市場やコモディティ市場の下落が続くと、結果として大きなリスク回避の動きが出る可能性があり、「ドルの上昇」が考えられるようになります。
また、円も一部のクロス円通貨では円高にシフトする可能性がでてきているといえます。
株価の下落が続けば欧州ではユーロの買戻しも現実のものとなりますし、非常に多岐に渡る影響がこの8月に示現することを考えておかなくてはなりません。
現在の相場は、一つの市場だけでな「複合的にいくつかの市場に影響が出始めている」ところが、なんとも気味の悪い状況です。
(この記事を書いた人:今市太郎
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