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宮田直彦エリオット波動レポートで見る今後

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7月に入ってから金融市場は前々から想定されていたリスクに懸念はされていたものの、いきなりは噴出しないと思われていたリスクが一気に錯綜するようになり、大混乱に陥っております。
「ギリシャの債権問題」「中国上海株式市場暴落」は、一旦の平静を取り戻しつつはありますが、どれも本質的な解決を見ているわけではなく、市場の未来に対していまひとつその動きに確証をもてるものがなくなってきているのが現状です。
そんな相場状況になると、いつも注目されるのが「エリオット波動理論」です。

そもそもエリオット波動とは何か?

エリオット波動理論は、「ラルフ・ネルソン・エリオット」により発見されたパターン認識に基づくもので、このラルフ氏は1871年生まれで第二次世界大戦後の1947年まで存命だった人物です。
時代的には「チャールズ・ダウ」より少し遅れて登場した人物で、ご本人が生きていた時よりも、1960年代以降にその後継者が広めたことで一気に相場で注目される分析法となっていったものなのです。
このエリオット波動のベースには、あのフィボナッチ数列が多用されており、人間界のみならず自然界に存在する様々な現象と同一の性質を持つものとして注目されています。
今ではこのエリオット波動理論は株式にとどまらず、債券、為替、商品などすべての相場領域に利用されているのが特徴といえます。
エリオット波動理論は、端的に言えばサイクル理論であり、基本的な解釈ルールは単純です。
上昇相場は「上げ→下げ→上げ→下げ→上げ」という5つの連続する波動から成立します。
その後には、「下げ→上げ→下げ」という3つの波動による下降調整相場が続くとしたものです。
しかし実際にこれをリアルな相場に当てはめようと思うと、イレギュラーケースを容認することが多く、その解釈は想像以上に難しいものとなっています。
正直なところ、度素人が適当に解釈すればとんだ見当違いな結果に到達し、大損する危険性もあるため、結果を信用するかしないかは別としても、そもそもの解釈自体をプロの視点で解説してもらわないことには使い物にならないという大きな問題があるのです。

宮田直彦氏のエリオット波動レポート

ただ、国内市場には、このエリオット波動を用いた分析を定常的に行っている世界的に有名なスペシャリストが存在します。
それが「三菱UFJモルガンスタンレー証券」のチーフテクニカルアナリスト宮田直彦氏なのです。
宮田氏は毎週エリオット波動をベースにした市場分析を公開しており、同社の口座利用者はもとより、その一部の週ベースのレポートについては、口座を持たない人間でも簡単に目にすることができるようになっています。
今回はこの宮田氏のレポートの内容をフォローしていくことにします。

ドル円については2011年からの円安方向A波終了か?

この宮田氏のレポートではその中でも注目されるのがドル円の動きとなります。
2011年10月の1ドル75.35円を基点とする円安トレンドA波は、6月5日の125.86円の高値をつけて、市場は更なる上昇も視野に入れていましたが、宮田氏によればこの高値をもって円安トレンドはすべて完了し、円高方向へ下落するB波が始まった可能性があるとしています。
さらに見方は日足ベースで120日MA(120.40円)、週足ベースで26週MA(120.35円)が破られると強化されるとしています。
8日にはザラ場で120.40円に迫る動きとなりこの流れが今後定着するとかなりA波終了の可能性が高くなるといえます。

ドル円の日足は明確に下離れ

7月8日のNYタイムにおけるドル円の下落は120.41円レベルまでに達し、既に90日MAである121.35円を明確に割れ、日足は一目均衡表ベースでも雲から明確な下放れを示現する結果となっています。
一旦中国市場は売り禁と悪意のあるカラ売りに対する刑事処罰という怒涛の金融措置が実施されたことから戻りを試す形となっていますが、中国人民銀行が実弾で介入しているわけではなく、予断を許さない状況となっています。
これで120日MAを終値で割れてくる状況がでれば、119.58円を試しにいくこととなり、さらにこれも抜けるとなると2013年6月以降で最大の円高を試すことになると宮田氏は予想してきています。

2016年5月に1ドル=100円か

この宮田氏のレポートでの最大の興味ポイントは、時間と日柄による距離感で相場の動きの変化を占うエリオット波動最大の分析特徴の結果となります。
1995年4月に示現した79.75円からの40ヶ月安の後99年11月に101.25円まで15ヶ月間の円安が起きているのです。
この円安と円高の期間は実に55ヶ月に及んでおり、これに倣えば2011年10月から55ヵ月後の2016年5月ごろまではB波による円高が続くとされているのです。
しかも、この2016年5月にかけてのB波は1ドル=100.82円を試しに行くであろうというのが宮田氏の予測になっています。

ユーロドルの3月安値は15年サイクルボトム?

一方、ユーロドルについてもきわめて興味深い予測が提示されています。
3月16日における1ユーロ1.0458ドルはこれまでの15年サイクルボトムの可能性があるとされているのです。仮にこれが正しいとなれば、今後1年間はユーロ高が続くと宮田氏は指摘しています。
ターゲットは1.1808から1.2643ドル、つまり2014年からのユーロ安に対する38.2%から61.8%のレベルで、可能性は小さいながらもこれを超えれば1.32~1.39へと戻るユーロ高が考えられるとしています。
ご案内のようにギリシャの債権問題に起因して7月7日には1.0916ドルまで下落する局面がありましたが、8日には事態の好転予測から切り返し10日ロンドンタイムには既に1.12を超えるレベルまでショートカバーが進んでおり、雲の上限を抜ける勢いとなっています。

この記事のまとめ

この宮田レポートをそのまま真に受ければドル円は下落、ユーロは再上昇ということになります。
しかし、実態相場にはさまざまなノイズとオペレーションが潜んでおり、国内でいえばしつこくドル円の下値をPKOが買っていますし、ECBのQEも粛々と続いており、ドルの金利上昇も実現が見えてくれば一定のドル高方向感が示現し、この分析どおりに動くかどうかはわかりません。
ですが、過去からあらゆる人為的な操作を含めても一定の波動で相場が動くとしてきているのがエリオット波動の面白いところで、ミクロ的には幾多の齟齬が発生してはいるものの、マクロ的には結局流れはエリオット波動がつかんでいるケースがあることだけはあらかじめ理解しておいてよさそうです。
あくまで一つの指針としてご参照いただければ幸いです。
(この記事を書いた人:今市太郎
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