今年の為替相場はぎりぎりまで何が起こるかわからない展開となっていますが、これまでの市場を振り返ってみると非常に象徴的な出来事となったのは、いわゆる相場のプロと言われる国内外のエコノミスト、アナリストの類が悉く市場予測をはずしてしまったということです。とくにFX...
FXコラム
ドル円を買い上げているのは誰なのか?
週明けのドル円、ユーロドル相場もまたドル高が継続しそうで、薄商いを狙って思い切り買い上げが進みそうな嫌な予感がしています。ドル高の中でも非常に顕著なのはドル円の動きといえますが「アルゴリズム」を多様する米系ファンドが暗躍していることは間違いないとしても、資金的...
ドル円上昇の影で粛々と進むユーロドルの下落
トランプ相場ではドル円とNYダウの上昇が市場を牽引しているように見えますが、その影でドル高が進んでいるのがユーロドルの動きです。とうとうここ数年の下値のサポートラインとして機能してきた1.046を割り込んだ、ユーロドルはいよいよパリティと突破する下落を模索する...
一旦ピークを迎えたドル円は週明け上昇する?
16日の東京タイムにおけるドル円は前日驚くほど買いあがったのとは裏腹に、既にクリスマス前の相場のピークが前日に終わってしまったかのような動きに終始することになり、明らかに前日木曜日に多くの投機筋が既に利益確定を行ったと思しき閑散相場を継続することとなりました。...
利上げでもNYダウの相場が冷める時とは?
「FOMC」で利上げが実施された直後は、100ドル近い下落だったNYダウも一晩明けてみれば何事もなかったかのように上昇に転じており、2万ドルまであと70~80ドルのところにまで迫ってきています。本来利上げが行われれば企業収益は確実に悪化しますし、自社株買いの調...
FOMCの利上げ達成で大幅上昇のドル円
Photo Reuters.com1515日未明に発表された「米国FOMC」の「政策金利」は予想通り0.25%の上げとなりまたしたが、「FOMC」メンバーのドットチャートが年間3回の利上げを予想していたことからドル円は吹き上がることとなり、ユーロドルも1.05...
トランプ騒動の裏で気になる中国外貨準備
Photo UPI市場はすっかりトランプ相場に翻弄され、NYダウもいよいよ2万ドル超のところまで上昇している状況ですが、その影に隠れる形で中国の外貨準備にまたしても異変が起きています。FX市場というのは実に不思議なもので、市場のテーマが特定の領域に集中しはじめ...
利上げ後のアメリカ経済と相場について考える
アメリカ経済が本当に好調というよりも、バブルになっているような感じもします。明日の未明に発表される「FOMC」の結果は待たずに、世間ではもう利上げは織り込み済みという論調が規定路線になっています。今年は、イギリス離脱問題、アメリカ大統領選挙と世間の予想を覆した...
気がつけば既に閑散な年末相場状態になった
連日上昇を繰り返すドル円だけを見ていますと、さらに上昇が期待できそうな気になりますが、すでに相場は年末モード入りになってきており、「FOMC」を通過すればより薄商いで流動性の低い時間帯が多くなりそうであるため相当な注意が必要になってきています。結局行って来いの...
いよいよ本格的な力を試されるイエレン議長
今年最後の大きなイベントというべき「FOMC」がいよいよ14日(日本時間では15日午前4時)に迫ってきました。すでに利上げは確定できであることから特別な相場の調整がでることもあまり期待できない状態ですが、ここから問題になるのは来年の金利がどのように上昇していく...