今週に入って調子がよかったのは月曜日だけで、結局ドル円は大きく下値を試すこととなってしまいました。市場では「地政学リスク」が嫌気されて下げたという解説になっていますが、今市場に登場しているのはほとんどが投機筋ですから、上がらなければ下値を試しに行くというのが正...
FXコラム
トランプWarRoomで見る政権内の力関係
7日、ドナルド・トランプ政権のホワイトハウス報道官兼広報部長であるショーン・スパイサーがツイートして公開したフロリダでのトランプ政権のいわゆるWar Room、日本語で言えば戦闘戦略室の写真が話題になっています。一見するとトランプを囲んで周囲に政権の要人が座っ...
金日成生誕105周年で何かが起こるのか?
米中首脳会談はほとんどその中身がどんなものだったかわからないままに終了し、100日計画だけ策定することが決定した次第ですが、北朝鮮についてどのような話がついたのかもわからない状況となっています。そんな中で今週末の15日は金日成生誕105周年ということで、北朝鮮...
ドル円の鍵を握るのは米国債金利という事実
トランプ政権の政策実現能力について当初異常に期待を膨らませていた市場では、ここへきて逆にかなり疑問の声が上がり始めています。選挙時の公約どおりの「大型減税」実現も相当危うくなっており、しかも1兆ドルといわれるインフラ投資さえも実現までにはかなりの時間がかかると...
バノン解任、翌日のシリア攻撃の意味とは?
Photo AP昨日「スティーブンバノン」がNSC・国家安全保障会議から叩きだされてしまった話を書いたばかりでしたが、その翌日米国はシリアのミサイル攻撃を実施するという結構驚く動きに出ています。2月に就任した「ハーバート・マクマスター」大統領補佐官・国家安全保...
アメリカがシリアにミサイルを発射した模様
ずっと、トランプ氏はレーガン元大統領に倣い、グレナダ侵攻に近いことをやるであろうと言い続けていました。その根拠として、アメリカ債券がこれだけ利上げをしたのにも関わらず、価格上昇、金利低下になっていたこと、金の価格がテーパリングの可能性があるのにも関わらず、上昇...
バノンの失脚で大きく変わるパワーバランス
このコラムでもご紹介したことがある米国国家安全保障会議の「スティーブ・バノン」首席戦略官・上級発表し波紋が広がっています。もちろん発表はトランプの口から行われましたが、裏で強烈な主導権争いの抗争が繰り広げられていたことは間違いなく、政権発足時早々に「マイケル・...
円安、株高はただの幻想にすぎないという件
新年度に入り、株高、円安と騒ぐ方が非常に多いのですが、例年、新年度、早々から株価や円安が見込めるときには、国内の選挙があるときです。この私のコラムを読んでいる方は承知していると思いますが、新年度に入って、統一地方選挙や国政選挙がある場合は株価、円安の続伸の可能...
イエレンはバブルの守護神から市場の疫病神に
6日日本時間3時に発表された米国「FOMC」の議事録を受けてドル円をはじめとしてドルが大きく売られることとなりました。その内容に「FRB」の「バランスシート」の年内見直しに着手すべきという議論が積極的になされていたことが原因となり、株も大きく売られドル円はなん...
FX業者の強制ロスカットは全然安心じゃない
本年2月末から店頭FX業者の法人口座のレバレッジが規制されたというので、いろいろと調べて回っているうちになかなか興味深い数字を見つけることができました。それが国内の金融先物取引協会が発表している「ロスカット未収金発生口座数」の月次の推移です。暴落が起きると個人...