経済指標が今ひとつぱっとしない米国市場ではドル円がさらに売り込まれ、「ロンドンフィックス」に合わせて瞬間的に110.500円を割り込む状況となりました。ただ、そこから大きく走ることもなく、ここからのドル円相場がどこまで下押しを試しに行くかが今週の注目点となりそ...
FXコラム
ドル円はお手上げ低迷も見合い状態が続く
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く」というウォール街の有名がな格言がありますが、いよいよ6月相場はこの格言がぴったりと当てはまる時期にさしかかってきているようで株と債券の相場の動きがとても気になる時間帯にさし...
ギリシャは何年経っても懲りない・成長しない
ここのところすっかりご無沙汰になっていたギリシャの債務問題ですが、また7月に期限を迎える75億ユーロの債務返済の資金を確保する必要があるものの、どこからも融資を受けられる見込みが立っていないため、またしても「デフォルト」の危機が高まっているということでユーロは...
フリンが議会協力すると一体何が飛び出すか?
トランプが関与していると噂される「ロシアゲート」の問題は、全容がよくわからないだけに誰が何をおこなって何処に最大の犯罪性があるのかさっぱりよく理解できない状況が続いていますが、すでに2月に辞職して政権を去った「マイケルフリン」が議会で証言することになるのかどう...
ポンド下落のしわ寄せによるドル円下落に注意
英国は総選挙に向けてメイ首相の保守党がリードしているはずでしたが、直近の世論調査で与野党の支持率がまさかの拮抗状態にまで接近したことを受けて先週末大きく売られる結果となりました。突然どうしてここまで差が縮小してしまったのかいまひとつその理由がピンと来ませんが、...
揺れる国際協調と今週のFX相場の考察
ずいぶんと問題を起こしたサミットであったとは痛切に感じます。結局、自由貿易の堅持を示した声明文は出たものの、これは前回も説明したように、トランプ大統領がドル安を容認するか、保護貿易を推進するかの選択を各国首脳に迫った結果になります。自由貿易を推進するという合意...
トランプは自由貿易振興支持者というのが判明
昨年、私が学んだことは、サミットの決定というのは、「絶対的である」ということです。去年の11月に起こった、一般的にはトランプラリーと言われるものは、去年の「伊勢志摩サミット」で決まった先行き不透明感から財政出動を行うことが全会一致で決まったのがその要因であると...
原油価格急落でも株も為替もどこ吹く風
このコラムでは株や債券、為替、商品価格などの相場の相関性がかなり崩れてきており、本来反応すべき相場がまったく反応しなくなっていることは随所でご紹介してきていますが、「OPEC総会」後急落した原油価格もそのひとつで、昨年まで原油価格が株価や為替相場に常に微妙な影...
G7で大暴れしたトランプの思惑は何か?
通常の「G7」などというのは、実に上っ面だけの会議で毎回各国の名産品でも食べるだけの会議のような緊張感のないものという認識が強かったわけですが、トランプがやおら登場したことでその内容はどうやら一変してしまったようです。一応声明は出せたものの中身は大もめ今回議長...
今回のサミットで何が決まるのかを考える
ドル円は長期的に円高である、というのが私の主張なのですが、今回はこれに付随をしてトランプ大統領が何をやりたいのか、ということをお話していきたいと思います。週末に相当な「リスクオン」に備えて警戒するべき、と記しましたが、今回はその延長戦上にあるとお考えください。...