年末になって相場はこれまでになかったリスクがいきなり顕在化しはじめたことから目まぐるしく動きはじめています。しかもその内容はなにひとつとして相場にプラスになるものではなく、リスクオフ満載の状況で例年の年末相場の雰囲気はほとんど感じられなくなっています。実は1日...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
英国議会での協議が始まったBREXIT案~下院否決に向けて相場は注意
いよいよ英国議会でEUと合意した離脱案の内容の協議が始まっていますが、出だしからメイ首相はかなり叩かれる状況に陥っており、最新の得票予想からみても11日の下院の採決で承認を得るのはほとんど無理な状況になってきています。果たしてこれで承認否決となった場合に為替相...
いよいよ始まった米債イールドカーブフラット化~次はどの債券?
Source Bloombergここのところあまり話題にならなかった米債イールドカーブのフラット化がいよいよ現実のものになりはじめています。足元ではFRBの金利政策の影響をもっとも受けやすいと言われる3年債や5年債という短期金利のスプレッドが3日、マイナス1....
武田薬品の臨時株主総会実施で年末ドル買い特需発生か
米中首脳会談により関税税率が一旦引き上げ見送り90日間の交渉継続となったことから、特段何も新たに状況が改善したわけでもないのに、株価だけは大きく値を戻していますが、為替のほうは偉く慎重で特別大きな値動きにはつながっていません。しかしそんな中で面白いネタが飛び込...
12月は短期の政治主導相場~事前の決め込みは避けて流れに追随が得策
11月の為替相場は前半米国の中間選挙があってなかなか動きが取れませんでしたが、その後はこれまでの中間選挙アノマリーから、感謝祭を経てドル円なども大きく上昇することが期待されました。しかし、結果はほぼレンジの横展開に過ぎず辛うじて月足では陽線引けを維持したことか...
忖度?パウエルが緩める利上げからドル安でインフレ進行リスク
ここのところ強気を保っていたパウエルFRB議長ですが、トランプ大統領からかなり罵られたのが効いたのか、NYで開かれたエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークで講演し、前言を撤回するような発言をしています。FF金利の誘導目標は「米経済成長を加速も減速もしない、経...
メイ首相は相場暴落を盾にEU離脱案を議会に通すつもりか
ここのところあまり情報が流れてこない英国のBREXITに関してですが、いよいよ12月11日に議会で承認の採決が行われることは決定した模様です。しかしこの採決、一回目はとにかく否決されることはほぼ間違いないようで、市場もある程度は織り込んでいるものと思われますが...
相場のセンチメントをAIで測定するファンド
10月株式相場の想像以上の下落で、日米どちらかの株の売買をされていたトレーダーはそれなりの損失を被ったのではないかと推測されますが、皆さんはいかがでしたでしょうか?この暴落相場、AIを実装したコンピュータ取引が下落にかなり加担したのではないかといった憶測もかな...
原油先物の大幅下落には反応せず戻した米株は本当の動き?
感謝祭明けの米国株式市場はNYダウ、NASDAQ,S&P600ともに大きく値を戻す展開となり日経平均の先物もそれにつられるように2万2000円台をすんなり回復する動きとなっています。2025年大阪万博決定でセンチメントがリスクオンになっているといった話も聞かれ...
原油先物価格の下落で米株価も下落~今年は例年の年末相場が微妙な状況
米国の感謝祭を過ぎていよいよ年末に向けた相場が展開する時期ですが、今年に限って言えば年末の上昇相場が本当に期待できるのかどうかよくわからない雰囲気が漂いはじめています。ドル円30分足感謝祭期間中のドル円相場はさすがにお休みということもあって、ほとんど動きません...