週明けの為替市場は東京タイムでドル円が大きく売られることになりました。原因はご存知のとおりポンドがUKの国民投票を前にして、世論調査の結果から大きく売られたことに起因するもので、いよいよこの国民投票の内容を市場が織込み始めていることがわかります。これまで戻りを...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
日銀の政策決定会合にくすぶる緩和期待
サプライズよりも市場のコンセンサスを重視する「FRB」の動きからすれば、6月の「FOMC」における利上げの可能性は全く無くなったと言っても過言ではない状況です。しかし、なぜかその後の16日に発表される「日銀の政策決定会合」で緩和が行われるのではないかという予測...
ショートカバーを越えるBREXITの破壊力
6日の週、前週の「米国雇用統計」の数値悪化に伴ってドル円は何度か下押しを試みることになりました。特に9日の水曜日にはロンドンタイムで106.500円を下抜けたことからいよいよ105円台に再突入かと多くのトレーダーが売りを仕掛けましたが、NYタイムで突っ込みに行...
英国の国民投票絡みでボラの大きい相場に注意
英国のEU離脱を賭けた国民投票まで2週間を切った状態ですが、相場を見ていますとどうもこのEU離脱に関しては全く市場が織込むことができておらず、ネガティブな情報がでるたびに相場が大きくぶれるというリスクの高い状況が続いています。このままリスク回避が一方的に進むこ...
三菱東京UFJがプライマリーディーラーを返上
8日三菱東京UJF銀行が国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)の資格を日銀に返上する方針が明らかになり、海外を中心にして相場に影響を与え始めています。もともとこのプライマリーディーラーは22社ほどあるものですし、今は殆どの国債を日銀自身が買い込んでいる状...
ブレはじめた世論調査結果と為替相場
いよいよ「英国のEU離脱の可否を問う国民投票」まで2週間となりました。このコラムでも何度か書かせていただいた通り、米国の6月利上げが大きく後退し、日本の日銀の追加緩和もほとんど期待できなくなったことから、市場の興味は英国の投票へ集中し始めています。連日様々な調...
6月の重要イベントから姿を消したFOMC
3日の異常とも思える「雇用統計」結果を受けて発言の内容に注目が集まった、フィラデルフィアでの「イエレンFRB議長」の発言ですが、利上げの含みは持たせながらも「今後数ヶ月」という言い回しが発言から消え、英国のEU離脱を賭けた投票についても注目しているといった内容...
ヘッジファンドの日本株売りが始まりそう
5月末は多くの欧米系「ヘッジファンド」が半期決算を迎えることになり、いよいよ年後半にむけてリスタートをはかるのが6月相場となっています。ここのところ米国の株式相場も東証の株式相場も異常と思えるぐらい取引が減少しています。国内の株式相場は完全に海外勢が売買を手控...
6月6日からの相場は「大幅下落」に厳重注意
6月第一週はとにかく市場の期待を悉く裏切る材料が続出し、とくに日経平均とドル円は想像以上の下落が進んでいます。通常6月の「アノマリー」としては一旦ドル円は上昇し、夏に向けて下落するというのが定説になってきましたが、どうやら今年はこうした動きにはならなさそうな気...
米国の利上げ期待は雇用統計結果で一気に剥落
3日に発表された5月の「雇用統計」は皆様ご存知のとおり一桁のNFPとなり、さすがの為替市場も完全にドル売り祭りとなってしまいました。数字に山谷がでるのはこの調査の統計上の問題もあるのではないかと思われますが、ベライゾンのストだけでは説明のつかない数字の悪さに市...