学生時代に勉強した歴史の教科書を思い出していただくと「朝貢貿易」というものを教わった記憶がよみがえります。これは古代の中国の王朝に対する周辺諸国の貢物の献上という形態を採る一種の貿易のことで、高度な文明を誇り、強大な国力を持った国家に対し、その文明の影響を受け...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
首脳会談までにドル円はどこまで下がるか?
これまで準公的機関と思しき謎の買いが112.500円、112円を支え続けたドル円でしたが、とうとう三度目の正直の下押しでNYタイム終盤、日本時間の早朝5時ちょっと前に111.63円まで下落することとなりました。直接の原因はフランスの大統領選挙の不透明感などとも...
日米首脳会談の前に円高に走る可能性は?
7日22時半に米国の12月「貿易収支」が発表となりますが、この内容が俄然市場の注目を浴びています。トランプ大統領が「貿易赤字」に強く言及しているのがその大きな理由で、異常に関心を集めているこの数字が悪化すればドル円は2月10日前に大きく円高に振れる可能性がでて...
トランプのドル高攻撃は思いつきではない
大統領令頻発からのトランプ政治は何がなんだかよくわからないと思われている方も多いことと思います。たしかに突然飛び出す日本の為替操作批判などを見ていますと、現象的につぎから次へと思ったことを言い散らかしているように見えます。しかしいろいろ調べてみますと必ずしもそ...
日銀と市場のミスコミュニケーションについて
3日の東京タイムでFXの売買を行っていた方は、仲値のあとに急に相場に変化が生じたことに驚かれたことと思います。通常10時10分と14時に国債のいわゆる指値オペというものが市場に通知されるのでこの10時10分に指値オペを行ったのかと多くの個人投資家の方は瞬間的に...
市場の関心が薄れていくアメリカ雇用統計
2月3日に発表された米国の「雇用統計」は、非農業者部門雇用者数が市場の事前予想を上回る22.7万人となりましたが、平均時給の伸びは依然低く、失業率も増加したことを嫌気して112.58円まで下落した後さらに下押しを続け112.315円まで下値を試す動きとなりまし...
2017年の成長率を大幅引き上げのBOE
PHOTO: AGENCE FRANCE-PRESSE/GETTY IMAGES「BOE」は2月2日大方の市場の予想どおり政策金利を据え置きましたが、四半期の「インフレ」報告では、2017年の「GDP」伸び率を従前からの1.4%を2%にまで引き上げ、英国景気が...
ノーベル賞学者・シムズ理論のシムズとは?
本日2月1日午後から開催されるシムズ教授なる人物の講演会が市場で話題となっています。この人6年ほど前にノーベル賞を受賞した人物で物価水準の財政理論を推奨していることで知られる学者です。まあ、本邦の個人投資家の視点でみるとまたノーベル賞学者がやってきて人の国の経...
ドル円1月の終値は20ヶ月移動平均線の下に
1月の相場がとうとう終了することとなりましたが、結果は4年連続の陰線引けということになり今年も1月は円高で終了です。しかもこのコラムで毎回注目しております、月足の終り値は20ヶ月移動平均線のある113.698円レベルを完全に下抜けてしまい11月のトランプ勝利か...
NYダウにようやくヘルシーコレクション
30日の米国NYダウ株式市場は2万ドルに到達してから初の2万ドル割れとなる下落と示現一時200ドル以上の下げとなりましたが、終り値は122.65ドル安の19971.13、ナスダックは47.07ポイント安の5613.71で取引を終了することとなりました。トランプ...