17日のNY市場はこれといった大きな材料もありませんでしたが「G20」の結果に対する警戒感も高まったのかドル円、ユーロドル、ユーロ円ともに相場が崩れだし大幅なロスカットをつけたまま週末を迎えるという元気のない動きに終始しました。「FOMC」での利上げを想定して...
今市太郎のコラム
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今市太郎のプロフィール
(2015年7月からFXコラムを執筆)
イーグルス・ホテルカリフォルニアと黒田総裁
「FRB」、「イエレン議長」の金利采配が世界的な注目を浴びた日と同じ16日、「日銀の政策決定会合」の結果発表も行われ大方の予想どおり現行政策維持が決定されました。その後の「黒田総裁」の会見も内容的には歯切れの悪いものになり「アルゴリズム」の仕掛けからか一瞬ドル...
大山鳴動した割に何もおこらなかった3/15
3月15日は様々なイベントが重なって大変なことになるのではないかという事前情報が一部のメディアでまことしやかに流れましたが、結果からいいますと「FOMC」の利上げの発表でドル円が大きく売られ、ユーロドルが買われたこと以外には、ほとんど他の材料に反応が薄く、無事...
慌てて利上げの引き金を引いたイエレンの政策
本時間16日の午前3時に開示された3月の「FOMC」は大方の市場の予想通り0.25%の利上げが実現しました。注目されたドットチャートは年3回の利上げを示唆しており、しかも「イエレン議長」が利上げはきわめて緩やかにといった「ハト派」発言をしたこともあり、ドル円は...
安倍トラとは違う?メルケル・トランプ会談
米国は東部地域が季節はずれの大雪のようで14日に予定されていた「メルケル・トランプ会談」は17日に延期となりましたが、この会談、事前に双方がお互いを批判してきただけにどのような収まりがつくのかが非常に注目されることになりそうです。日米の従属的な会談のようにはま...
恐ろしすぎるウィルバーロス商務長官の初来日
市場では17日からドイツで開催される「G20」財務相・中央銀行総裁会議にデビューする米国ムニューシン財務長官の言動に注目が集まっていますが、米国の保護主義は間違いないものであり、声明がどのような形になったとしてもWTOすら脱退しかねない米国の勢いを参加国が止め...
黒幕・スティーブンバノン主席戦略官とは?
Photo Reuters.comトランプが大統領就任後唐突に出してきて、いきなり署名をしてしまった中東・アフリカの7カ国の国民の入国を一時禁止し、内戦から逃れるシリア難民の受け入れを無期限停止する大統領令ですが、さすがにこんな内容をトランプが考え付くわけはな...
15日FOMCの焦点は利上げ回数にシフトへ
10日に発表された「雇用統計」の数字も概ね順調で、15日の「FOMC」で利上げが行われるための阻害要因はほぼ取り除かれたことから、この「FOMC」では今後の利上げの回数が大きな焦点となってきそうな勢いです。毎度あてにならない「FOMC」メンバーによるドットチャ...
投機筋にしてやられたか?2月の雇用統計
「FOMC」前の最大のイベントとして市場の注目を浴びた「雇用統計」でしたが、結果はNFPが事前予想20万人増に対して23.5万人の増加となったものの「平均時給の伸びが弱い」ということで売られることとなりました。一旦115円台前半まで下落したあと深夜0時過ぎに「...
投機筋が深く関与する事前やりすぎ相場の罠
ドル円は9日の「ECB理事会」を受けて結局本日の「雇用統計」の結果を待たずに115円を突き抜けてしまいました。確かに115円ジャストにはオプションも観測されていたようですが、これまでのように大量には残っていなかったようで「バニラオプション」主体ですと抜けること...