6日日本時間3時に発表された米国「FOMC」の議事録を受けてドル円をはじめとしてドルが大きく売られることとなりました。
足元の米国高値株式相場は中央銀行バブルの賜物
史上最高値をあっさり更新して、ほとんど下落しようとしない米国の株式相場を見ていると景気がかなりよく好循環を繰り返していて、これからもさらに上昇しそうな気分になってきます。
イエレンは自らの功績をFRBの正常化にしようとしている?
利上げとバランスシート縮小で米国株式はどこかで大幅下落必至
すでに3月の利上げは米国の市場に影響を与え始めていますが、次の利上げが実施されれば株式相場が音をあげて下落に転じかねない状況であり、さらにそこに「バランスシート」縮小を大義名分として市場にばら撒いた資金の回収をスタートさせれば、株式相場が変調をきたすのは時間の問題の問題ともいえそうです。
ECBがテーパリングを始めれば相場下落に拍車がかかる
すでに識者からは「ECB」や「BOJ」が足元の緩和戦略から出口戦略へとシフトした途端に日欧発で相場の大幅下落の引き金になるのではないかといった厳しい予測も出始めていますが、「FRB」が現在の政策を進める途上で「ECB」が明確に「テーパリング」に舵を切ることになれば、米国に集中した資金が元に戻る動きを見せるのはもはや必至の状況であり、今年は秋口にかけてこうした「中央銀行」バブル終焉に起因した大幅な相場の下落を本当に心配することになりそうです。