ボラティリティとは価格変動の度合いを示す言葉で英語のVolatilityから来ています。
一般的にはボラティリティが「大きい・小さい」と言った表現をします。
ボラティリティが大きいというのは、その商品なりの価格の変動が大きいことを示しており、逆にボラティリティが小さいといえば商品の価格変動が小さい状況であることを示しています。
為替の世界ではボラティリティという言葉をよく使いますが、その他にも株や商品取引でも同様の意味合いで使われています。
FX取引の世界では、一定以上のボラティリティがない相場は、デイトレにもスキャルピングにも機能しなくなるため参加者の低下を招く原因となっています。
2014年は4月以降から、急激にこのボラティリティが低下し、膠着相場が継続しました。
FXで口座開設をした個人投資家も主力の取引通貨であるドル円が、全く動かなくなってしまい、大手のFX業者が軒並み扱い額を減らすという厳しい事態に追い込まれるようになったです。
この間、ポンドや豪ドルなど、動きが出ている通貨ペアを扱ったトレーダーはそれなりの利益を収めていると言われており、いかにボラティリティのある通貨ペアで取引することが重要であるかを、改めて感じさせる相場状況となっています。
また、最近人気のシストレの自動売買でもボラティリティの低い時期には、取引回数が限られてしまいます。FX取引にとって、ボラティリティの大きさは非常に重要なファクターであるということが言えるのです。