以前、経済学や金融活動は数学的な確率論で説明されるとされていました。数学的にベストな状態を確率方程式で解けばいい、ということだったのです。でも、実際の経済活動や投資行動は方程式どおりにはいかないのではないか、数学よりも心理学ではないか、という発想で行動経済学が作られました。プロスペクト理論は、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって作られた、行動経済学1つです。
そして、FXの行動戦略にとってかかせない考え方となっています。ここでは、FXに沿ってプロスペクト理論の説明をしてみましょう。
儲かっているときには利益確定したい
ようやくレンジを離れて、利益が出てきたとしましょう。このとき、どうしますか。行動A:ともかく利益を確定する。行動B:利益が大きくなるのを待つ。多くの人は行動Aをするのです。身に覚えはありませんか。
なにしろ、待っているうちに、また損になってしまった、という経験は誰にもあります。
しかし、これでは、大きな利益は得られないのです。
損しているときにはプラスになるまで待つ
損が続いているときには、どうしますか。行動C:何とか損がなくなるまで待ち続ける。行動D:すぐに損切をする。多くの人は行動Cをするのです。これも身に覚えがありますよね。
そして、損をどんどんと増やしてしまうのです。
プロスペクト理論で冷静に行動しましょう
行動Aでは、大きな利益は得られません。行動Cでは、損が大きくなります。
つまり、常識的な行動心理に従って行動しては相場に勝てない、というのがプロスペクト理論なのです。日本のことわざに、「損切千両」とか「人の行く裏に道あり花の山」などがありますが、これがプロスペクト理論なのです。
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