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始値とは営業日開始時のレートのことをいいます。
FXでは月曜日の朝にオセアニアのウエリントン市場がスタートしてから土曜日の早朝ニューヨーク市場が終了するまで事実上ノンストップで相場が継続することになるので、どこが毎日の始り値か微妙ですが、統計上は東京タイムなら朝9時から午後の3時までをベースにして始値と終値を計測するものとしていますし、ロンドンであれば日本時間の午後4時からLondon Fixの深夜12時までが基本ということになります。
各取引時間帯ともに、自分たちの前日の終値に対して翌日の始値がどうなのかを気にすることが多くなっていますので、たとえば東京タイムに非常に上昇した相場でも一旦午後の4時段階では昨日の彼らの終値に引き戻されるということもあります。
ほとんどの相場参加者は東京時間の始値よりもロンドン、ニューヨークの始値を気にすることが多いのが特徴であり、特に全体の取引の6割近くを担うロンドンタイムの始値というのは大きなポイントになってくるといえます。
したがって東京タイムの値は意味がないというわけではないですが、ロンドンやニューヨークタイムの始値、終値と比べてどうなのかということは常に意識をしておくほうが間違いのない取引ができると言うこができます。
