日足の小さなブレイクを狙う順張りストラテジーです。一週間以内に決済するイメージです。4時間足、週足もOKです。
日経225CFDやダウ30CFDでも有効です。長期トレンドフォローなどと比べると、エントリー機会(トレード回数)が多いのが特徴です。
細かく利益確定することで、リスクを抑えコツコツ利益を積み重ねます。張り付きせずIFOで放置できるので、忙しい人に向いています。
FX手法概要
手法名 | 日足6本ブレイクからのエントリーFX手法 | ||
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開発者 | 皆川美菜子さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード | ||
時間足 | 4時間足、日足、週足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | ローソク足、RCI、移動平均線 | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 3日~7日程度 |
FX業者 | - | 月間取引頻度 | 3回 |
エントリー注文 | 逆指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | 50~150pips | 平均損失 | 25~130pips |
6本以上のトレンドラインを確認
ロウソク足が6本~19本までを含むトレンドライン(サポート、レジスタンス)を抜けたらエントリーです。サポートレジスタンスラインは、まっすぐな物のみ有効です。
(曲がっている、段差があるものは使いません)
6本以上のトレンドラインが引けたらブレイクに備えて、IFO注文を入れます。ブレイクの確定は、ブレイクした足の前日の高値抜けです。
利益確定と損切りの設定
利益確定は、前回ダウの高安レート(チャートのとんがっている所)あるいは、前回持ち合いとなっている辺りのレート。
基準が見えない場合は、フィボナッチや一目均衡表ボリンジャーバンド等から判断します。
ブレイクから、ターゲットレートまでの玉を1枚建てたら(ミドルと呼んでいます)
必ずその値幅の半分のレートまでの玉(ハーフと呼んでいます)を1枚建てます。ミドルとハーフの2枚1セットでエントリーです。
ハーフが約定された時点で、残りの玉の逆指値を建値までトレールさせます。損切りは、ブレイクした足の前日の安値の下です。
もしも、前日の足が十字や小さなコマだった場合は、その前の安値の下でもOKです。6本以上のレンジが出来たら、ブレイクに備えIFO注文を入れておきます。
ハーフ玉で逆指値をトレール
ハーフ玉を建て、逆指値をトレールすることで勝率がアップします。メールアラート機能を使って、約定時に連絡が入りトレールが迅速にできるようにするか、トリガートレール注文を使うと良いです。
参考図ではエントリーポイント、利益確定、損切ポイントを矢印マークで入れました。丸印のブレイクは、20本以上ロウソクを含むレンジからのブレイクなので、6本ブレイクの定義「ロウソク6本以上19本以内」からはずれます。
こういうケースの場合は、私の「大取りを狙う日足20本ブレイクからのエントリー」を参考にして下さい。また、トレンド方向に沿ったトレードを目指すために、移動平均線の並びから、図表の場合ですと、ロングエントリーのみとなります。
トレンド確認は、私の「トレンド確認表でリスク管理」を参考にして下さい。レンジ幅が狭く日足で6本レンジが出来なさそうな時は、4時間足を使うと6本ブレイクが使えます。
納得の手法です
素晴らしい手法の公開ありがとうございます。
テクニカルの一つとしてぜひ取り入れたいと思っています。
そこで質問があるのですが、ブレイクした足の前日の高値を逆指値の値にするのだと思うのですが、そうなると前日の高値がトレンドラインより下だった場合騙しが頻発します。
この場合どの値を逆指値にしますか?
時間軸を落として20本以上の手法のように前回高値にしてもいいように思っています。
また実際にこの手法でどのくらいの収益が出てるのか知りたいです。
よろしくお願いいたします。
ストップは前日高値ではなく、前日安値が目安です。
はしさんコメントありがとうございます。
ストップは前日高値ではなく、前日安値が目安です。
持合いが長くて、6本ではなく本数が増える場合は、単にロウソクの本数が6本ではなく、新値6本を目安にすると良いです。20本ブレイクの場合も、持合いが長すぎる時には、ロウソク20本ではなく新値ロウソクで6本を目安にしても良いです。