今から書くのは僕が以前使っていたFX手法で、「順張り・逆張り」というものの感覚を身につけるのに役立ったFX手法です。
学びのためのFX手法だからといって勝てないわけではなく、実際に利益を上げることもできたものです。ですので、資金を増やしながらFXを攻略するための技術も身につけられるという、FX初心者の方には非常にオススメできるFX手法だと自負しています。
ただしこれを実践する上で気をつけていただきたい事は「絶対に売買履歴をつけてください。」
そしてその内容に、「順張り・逆張りのどちらのルールで入ったか」「そのルールを守れていたか」を書いて下さい。
そして、直近の売買履歴を確認して「ルールが完全に守れるようになった」と感じたら現金を投入して下さい。
FX手法概要
手法名 | 順張り&逆張りの基本FX手法 | ||
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開発者 | みずきさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スキャルピング、デイトレード | ||
時間足 | 5分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ピボット、フィボナッチ | ||
その他選択項目 | 逆張り、順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 30分くらい |
FX業者 | 月間取引頻度 | 100回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 50% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +15pips | 平均損失 | -10pips |
順張りと逆張りのエントリーポイント
■チャート環境
まずは「ピボット」とフィボナッチピボット(以下、フィボピボ)のインジケーターをチャートに出します。どちらもそれぞれR1、R2、R3、S1、S2、S3まで出して下さい。
次にフィボナッチリトレースメント(以下、フィボリト)の使い方ですが、前日の高値と安値をそれぞれ100%と0%になるように引いて下さい。
おそらく皆様はチャートソフトはMT4を使ってる方が多いと思いますので、ここからはMT4のフィボリトを使っている体で説明します。もともとMT4に入っている標準のフィボリトに、76.4%のラインと、-61.8%のラインを追加します。フィボリトのプロパティをいじれば簡単にできると思います。
最後に、1時間以上の足を確認し、わかりやすい高値と安値をつけているところには水平ラインを引いて下さい。ここは正解はないので感覚でOKです。ここで引いたラインを高値安値線と呼ぶことにします。ここまでがチャート環境になります。
■エントリー方法
次にエントリー方法ですが、「順張り」と「逆張り」の2つの方法があります。
まず逆張りのエントリーです。
ピボット、フィボピボ、フィボリト、高値安値線の4種類のラインで、ほぼ同じくらいのプライスで重複しているところを探して下さい。2つ以上重なっているライン(以下、重複ライン)は成功する可能性が高いラインと見ます。
プライスがラインもしくは重複ラインに差し掛かったところで逆張りエントリーを行います。このときラインにタッチしたらすぐエントリーするのではなく、一瞬だけ様子を見て下さい。何事も無く抜けるようであれば、エントリーは見送ります。
次に順張りエントリーです。
ラインにプライスがタッチした後、一度反発したが再度抜けようとする動きを狙います。売りの場合であれば、プライスが一度ラインで跳ね返ったときにつけた安値を抜けた時がエントリーポイントです。どちらも重複ライン絡みのエントリーであればなお良いです。
※取引イメージ
画像では、黄色○が逆張りのエントリーポイント、赤色○が順張りエントリーポイントです。
損切りと利益確定の設定
順張りの利確・損切りから書きます。
順張りの利確は、「次のラインに達したら」です。次のラインというのは前述の4種類のラインのうちどれでも良いです。
重複ラインでなくても結構です。タッチした瞬間に切るのでなく、そのまま抜けていくような感じであれば更に次のラインを目指してもOKです。
参考までに、僕は次のラインまで伸ばしていたのは4回中1回位でした。
逆張りの利確は、5pips~10pipsほど利益がついたら切っていました。
損切りもエントリーしたラインを5pips~10pips抜けたらです。これは適当という意味ではなく、通貨ペアや時間帯によって変えているということです。
ボラの小さい時間帯や通貨ペアと、ボラの大きい時間帯や通貨ペアで同じ幅で利確・損切りを決めるというのはおかしな話だと考えるからです。
ただしその変動幅は5pips~10pipsで収めているということです。そして利確と損切りの幅の比率は「1:1」にしてください。
FXチャートを複雑にする必要はない
このFX手法は、チャート環境を整えてみるとわかりますが「水平ライン」しか使っておりません。
これには理由があって、FX初心者であればあるほどチャートが複雑怪奇になる傾向があるからです。
実は僕がFX初心者のときもそうで、ごちゃごちゃしたチャートと格闘していたときに、とあるFXの先輩に教えて頂いた手法がこれなのです。
これはある程度裁量が必要なFX手法です。最近の傾向を見ていると完全にシステマチックなFX手法が好まれるように感じますが、裁量が全くないFX手法を使っていたのでは、トレード力は成長しないと思います。